JCBゴールド法人カードは初年度年会費無料!経営者必見のメリット・デメリットまとめ

法人カードを作るなら、国際ブランドが直接発行しているゴールドカードが欲しいと考える経営者は多いでしょう。しかし、プロパーカードのゴールドカードにもいくつかの種類があるので、どれにしたらいいのかよくわかりませんよね。
法人ゴールドカードが欲しい経営者なら、試しに1年年会費を支払わずに使ってみたいとお考えではありませんか。また、初年度年会費無料のJCBゴールド法人カードについて、よく知りたいとお思いではありませんか。
今回の記事では、JCBゴールド法人カードがどのようなカードなのかを解説していきます。
記事を読むことで、JCBゴールド法人カードが自身に合っているかどうか理解し、必要に応じて申し込めるようになります。
JCBゴールド法人カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 10,000円(税別) | 0.5%~1.0% | Oki Dokiポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
通常2~3週間 | 公式サイト参照 | 無料 |
- 海外(1億円)(自動付帯※一部利用付帯)・国内(5,000万円)旅行保険が付帯
- 国内空港ラウンジを無料で利用可能
- 追加カードの発行枚数に制限なし
- ETCカードの複数枚発行無料・年会費も無料
- カード利用でポイントが貯まる
この記事の目次
JCBゴールド法人カードの概要
JCBゴールド法人カードは、JCBが発行している個人事業主や中小企業経営者のための法人ゴールドカードです。この章では、JCBゴールド法人カードの概要を紹介していきます。
- 年会費
- 国際ブランド
- ショッピング枠
詳しく見ていきましょう。
年会費
JCBゴールド法人カードは、年会費がかかるカードです。しかし、オンライン入会すると、初年度年会費無料になります。
年会費は下記の通りです。
一般カード | ゴールドカード | プラチナカード | |
年会費 | 1,250円(税別) オンライン入会で初年度年会費無料 |
10,000円(税別) オンライン入会で初年度年会費無料 |
30,000円(税別) |
追加会員年会費 | 1,250円(税別) | 3,000円(税別) | 6,000円(税別) |
ETCスルーカードN | 無料 |
年会費無料期間があることで、1年かけてサービスが自分に合うかどうか検討できます。
国際ブランドはJCBのみ
JCBゴールド法人カードは、JCBが発行しています。必然的に国際ブランドはJCBです。
他の国際ブランドのカードは発行しておらず、選ぶ必要がありません。
JCBが発行しているため、国際ブランドがJCBのみであることを覚えておきましょう。
ショッピング枠は最高250万円
JCBゴールド法人カードの利用可能枠は、高額に設定されています。一般カードに比べると高額なので、大きな支出にも対応可能です。
JCB法人カードの利用可能枠は、下記の通りです。
一般カード | 10万円~100万円 |
ゴールドカード | 50~250万円 |
プラチナカード | 150万円~ |
具体的な金額は審査で決まりますが、ゴールドカードは一般カードより高額決済が可能となりやすいです。
この章では、JCBゴールド法人カードの概要を紹介してきました。次の章では、JCBゴールド法人カードの付帯サービスを紹介していきます。
JCBゴールド法人カードの付帯サービス
JCBゴールド法人カードは、ゴールドカードらしい充実の付帯サービスが魅力の法人カードです。この章では、JCBゴールド法人カードの付帯サービスを紹介していきます。
- 付帯保険
- 会計ソフト優遇
- 福利厚生サービス
詳しく見ていきましょう。
国内外旅行傷害保険が付帯
JCBゴールド法人カードには、旅行傷害保険が付帯しています。ただ、海外旅行傷害保険は、旅費をJCBゴールド法人カードで支払ったかどうかで補償額が異なる点について把握しておく必要があります。
旅行傷害保険の補償内容は下記の通りです。
海外旅行傷害保険 | 最高1億円補償利用付帯 最高5,000万円補償自動付帯 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円補償自動付帯 |
出発から3カ月以内であれば補償されるため、長期の出張でも安心です。
航空機遅延保険付帯
JCBゴールド法人カードには、国内・海外の航空機遅延保険が自動付帯されています。出航遅延による飲食費や、乗継遅延等による宿泊・飲食費などが補償されるので、出張先で遅延トラブルに遭っても自腹を切らなくても済みます。
航空機遅延保険の内容は下記の通りです。
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円まで |
出航遅延費用等保険金(食事代) | 2万円まで |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等) | 2万円まで |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等) | 4万円まで |
自己負担額(免責)なしに補償の対象となるので、出張先で万が一航空機遅延トラブルに巻き込まれても安心です。
ショッピングガード保険
JCBゴールド法人カードは、限度額が高額な分、高価な品物を購入することも多いです。仕事で使う備品や事務機器なども含めて、JCBゴールド法人カードで購入した品物に対しては、偶然な事故による損害を90日補償してくれます。
補償内容は下記の通りです。
海外 | 500万円まで |
国内 | 500万円まで |
自己負担額(1事故あたり) | 3,000円 |
金券や消耗品、携帯電話など一部対象外の品物はありますが、基本的には補償が付いているので安心です。
弥生会計優待
2019年12月31日までの期間限定で、「JCB×弥生 特別キャンペーン」を行っています。弥生会計オンラインの、セルフプランまたはベーシックプランが初年度無料です。
他社にも会計ソフトの優待を受けられる法人カードはありますが、ほとんどの場合優待内容は1~2カ月割引のみとなっています。
1年もの長期間優待を受けられるのは、大きなメリットです。
福利厚生サービス「福利厚生倶楽部」が優待
JCBゴールド法人カードを持っていると、福利厚生サービス「福利厚生倶楽部」が会員価格で導入可能。入会金や月会費が通常より割引になるので、コストが少なく済みます。
導入費用は下記の通りです。
社員数 | 入会金(通常) | 1人当たりの月会費 (通常) |
1~99人 | 無料(30,000円) | 940円(1,000円) |
100~999人 | 無料(50,000円) | 840円(900円) |
福利厚生のみを導入する場合に比べるとコストが少なく済むので、経費削減に役立ちます。
- クレジットカード専門家 菊地崇仁 解説
- JCBの法人カードにはビジネスに使える特典が豊富です。出張時に便利なANA@deskやJAL ONLINEの航空券予約サービスを利用できたり、じゃらんコーポレートサービスを利用できたりします。これらを利用すると、会社として一元管理ができ、社員の立替も不要です。
- もちろん、通常のANA SKY WEBなどで法人カードの追加カードを使って支払うこともできますが、ANA@deskやJAL ONLINEなどは専用運賃や限定プランなどの特典もありますので、そちらを使う方が良いでしょう。
- 貯まるポイントはOki Dokiポイントとなり、セブン-イレブンやスターバックスなどのJCB Original Seriesパートナーで利用するとポイントをさらに貯められます。
- 貯まったポイントはAmazon.co.jpで1ポイント=3.5円相当として利用する事もでき、会社の備品購入などに使うのもおすすめです。
※この記事はクレジットカード専門家 菊地崇仁さんが監修しております。
この章では、JCBゴールド法人カードの付帯サービスを紹介してきました。次の章では、JCBゴールド法人カードのポイントを紹介していきます。
JCBゴールド法人カードのポイント
JCBゴールド法人カードは月末の利用合計額に応じてポイントが貯まります。貯まるポイントはJCBのOki Dokiポイントです。
この章では、JCBゴールド法人カードのポイントについて解説していきます。
- 通常ポイント
- ポイント優待店
- ポイント付与率アップ
詳しく見ていきましょう。
通常ポイント
JCBゴールド法人カードを利用すると、月末の利用合計額1,000円ごとにOkiDokiポイントが1ポイント貯まります。さらに、海外での利用分はポイント2倍です。
貯まったポイントは、商品や他社ポイント、商品券などに交換できます。
支払い額が多くなりがちな法人ゴールドカードで、交換先が多く使い勝手のいいポイントが貯まりやすいのはメリットです。
ポイント優待店での利用がお得
JCBゴールド法人カードは、提携店で利用するとポイントが貯まりやすくなります。
具体的には、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」加盟店の利用で、ポイント付与率がアップ、ポイントが貯まりやすいです。
提携店には、amazonや昭和シェル石油、セブンイレブンなどさまざまなジャンルの店舗があります。
ポイントアップに登録が必要など条件がある店舗もありますが、支払いに使うだけでポイントが貯まりやすくなるのは大きなメリットです。
1年間に30万円以上の利用で翌年のポイント付与率がアップ
JCBゴールド法人カードを1年間に一定金額以上利用すると、JCBスターメンバーズの特典で、翌年のポイントがアップします。JCBスターメンバーズではポイントが最大60%アップし、さらにポイントが付きやすくなるのが特徴です。
JCBスターメンバーズのポイントアップ率は下記の通りです。
集計期間中の利用合計金額 | メンバーランク名称 | ポイントアップ率 |
300万円以上 | ロイヤルαPLUS | 60% |
100万円以上 | スターαPLUS | 50% |
50万円以上 | スターβPLUS | 20% |
30万円以上 | スターePLUS | 10% |
ポイントアップ以外にも、キャンペーンの抽選口数が通常よりアップするなどの特典もあります。集計期間は年度ごとに多少異なりますが、おおむね12月の中旬で切り替わり、ポイントアップ率が変わることを覚えておきましょう。
この章では、JCBゴールド法人カードのポイントを紹介してきました。次の章では、JCBゴールド法人カードのメリットを紹介します。
JCBゴールド法人カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 10,000円(税別) | 0.5%~1.0% | Oki Dokiポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
通常2~3週間 | 公式サイト参照 | 無料 |
- 海外(1億円)(自動付帯※一部利用付帯)・国内(5,000万円)旅行保険が付帯
- 国内空港ラウンジを無料で利用可能
- 追加カードの発行枚数に制限なし
- ETCカードの複数枚発行無料・年会費も無料
- カード利用でポイントが貯まる
JCBゴールド法人カードの3つのメリット
JCBゴールド法人カードはゴールドカードらしく付帯サービスが充実している法人カードです。この章では、JCBゴールド法人カードのメリットを紹介していきます。
- 初年度年会費無料
- 2年目以降のポイント
- 旅行傷害保険
詳しく見ていきましょう。
初年度年会費無料
JCBゴールド法人カードは、2年目以降は年会費が発生します。しかし、webから申し込みをすると、初年度は年会費が無料です。
付帯サービスが自分に合うのか不安な経営者も、1年無料で持つことで本当に自分にメリットがあるのかを実感できます。
高額な年会費を、1年目だけでも支払わずに済むのは、経費を抑えたい経営者にとってメリットが大きいです。
2年目以降のポイントがお得
JCBゴールド法人カードは、2年目以降はどうしても年会費が発生する法人カードです。しかし、メインのカードとして集中して支払いで使うことで、ポイント付与率がアップします。
1年間に200万円使った場合、通常貯まるのは2,000ポイントですが、2年目以降はポイント付与率が50%アップするので3,000ポイント貯まります。
貯まったポイントは1ポイント3円相当として支払いに充当することもできるので、経費を抑えるのにも役立ちます。
このように、JCBゴールド法人カードは続けて使っていくことで、経費の削減にも役立ちます。
旅行傷害保険が充実
JCBゴールド法人カードは、国内・海外とも旅行傷害保険が自動付帯です。クレジットカードで支払ったかどうかを気にしなくても構いません。
他の法人ゴールドカードの場合、国内旅行は利用付帯だったり、最高補償額がJCBゴールド法人カードに比べると少ない場合も多いです。
他の法人ゴールドカードに比べて、旅行傷害保険が充実しているので、出張先で何かあっても安心です。
この章では、JCBゴールド法人カードのメリットを紹介してきました。次の章では、JCBゴールド法人カードのデメリットを紹介していきます。
JCBゴールド法人カードの3つのデメリット
経営者にとってメリットが大きいJCBゴールド法人カードですが、あらかじめ押さえておきたいデメリットもあります。この章では、JCBゴールド法人カードのデメリットを紹介していきます。
- 年会費
- 福利厚生サービス
- 海外での使用
詳しく見ていきましょう。
2年目以降は年会費がかかる
JCBゴールド法人カードはwebからの申し込みで初年度年会費無料ですが、2年目以降は年会費がかかります。
また、例えば年会費やステータスが同程度の三井住友ビジネスカード for Ownersゴールドカードにはweb明細割引がありますが、JCBゴールド法人カードには割引がありません。
前年度の利用額や利用内容に関わらず、年会費が割引されない点は残念です。
福利厚生サービスの負担額が高額
JCBゴールド法人カードは、福利厚生を導入する場合、1人当たりの負担額が高額です。100人以上の中小企業であっても、1人当たり毎月840円かかるので、1年間で10,080円必要です。
他のカードの場合、例えば年会費無料のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードであれば、福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料でできるなど、福利厚生サービスの会費は必要ありません。
他の法人カードに比べると福利厚生の会費が高額な点はデメリットです。
海外で使えない場所が多い
JCBゴールド法人カードは日本のクレジットカード会社JCBが発行しています。日本では使えないお店はあまりありませんが、海外の場合は支払いに対応していない場合もまだまだ多いです。
ヨーロッパや中国などを中心に、JCBでの支払いに対応していない店も多いです。
海外で使えない場所が多いのは、海外出張など海外に出かける機会が多い人にとって、大きなデメリットになります。
この章では、JCBゴールド法人カードのデメリットを紹介してきました。次の章では、どのような人にJCBゴールド法人カードがおすすめなのかを紹介します。
JCBゴールド法人カードはこんな人におすすめ
JCBゴールド法人カードは、経営者にとってメリットも大きいですが、人によってはデメリットも大きいです。ここまで紹介してきたメリットやデメリットを踏まえて、JCBゴールド法人カードがどのような人におすすめなのかを解説します。
ステータスが高い法人ゴールドカードが欲しい経営者
JCBゴールド法人カードは国際ブランドであるJCBが発行しています。プロパーカードなので、比較的ステータスが高い法人ゴールドカードです。
オリコEX Gold for Bizなどのように、国際ブランドと提携して発行しているクレジットカードに比べると高いステータス性があります。
ステータス性の高い法人ゴールドカードが欲しい人に、JCBゴールド法人カードはおすすめです。
保険が充実している法人カードが欲しい経営者
JCBゴールド法人カードは、旅行傷害保険や航空遅延保険が充実しています。国内・海外ともに自動付帯なので、仕事・プライベート関わらず補償の対象となります。また、ショッピング保険も500万円まで補償と補償の範囲が高額です。
旅行や出張が多い人や、カード決済額の多い人でも補償が付くので安心です。
あちこちに飛び回っている忙しいビジネスマンほどメリットが大きいでしょう。
この章では、どのような人にJCBゴールド法人カードがおすすめなのかを解説してきました。JCBゴールド法人カードに興味がある人は、参考にしてください。
JCBゴールド法人カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 10,000円(税別) | 0.5%~1.0% | Oki Dokiポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
通常2~3週間 | 公式サイト参照 | 無料 |
- 海外(1億円)(自動付帯※一部利用付帯)・国内(5,000万円)旅行保険が付帯
- 国内空港ラウンジを無料で利用可能
- 追加カードの発行枚数に制限なし
- ETCカードの複数枚発行無料・年会費も無料
- カード利用でポイントが貯まる
まとめ
今回の記事では、JCBゴールド法人カードについて紹介してきました。
JCBが発行している法人ゴールドカードなのでサービスも充実しています。2年目以降は年会費がかかりますが、利用額に応じてポイントアップするので、経費削減にも役立つカードです。
特に、保険が充実しているので、国内・海外関わらず忙しく飛び回っているビジネスマンならメリットは大きいでしょう。
JCBゴールド法人カードがどのようなカードなのか理解できましたか。JCBゴールド法人カードに興味がある人は、今回の記事を参考にしながら、初年度年会費無料になるwebからの申し込みで使ってみましょう。
【特徴ごとに徹底比較】利用スタイル別におすすめの法人カードまとめ!
各カード会社からさまざまな法人カードが発行されていますが、それぞれに異なる強みがあるので、どれを選べばよいのか頭を悩ませている経営者や個人事業主も多いのではないでしょうか。カード会社の商品紹介を見比べても「このカードはこの要素に秀でている」という情報はなかなか気が付かないものです。この記事では主な特徴別におすすめのカードを紹介していきます。ステータスの高いカードを持ちたい、限度額が多いほうがいい、年会費のコストを削減したいなど、それぞれの経営者によって重視する部分は異なると思います。この記事では特徴別におすすめをご紹介するので、きっとあなたの目的に合ったカードが見つかるはずです。ぜひお役立てください。
- 監修者紹介/クレジットカード専門家 菊地崇仁
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三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 57枚のクレジットカードを保有し、約120万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。