財務分析とは何か?財務分析を知って会社経営に強くなろう

分析を行う女性ビジネスマン

会社経営をはじめたものの、
「なかなか軌道に乗せることができない。」
「起業しようと考えているが上手く経営できるだろうか。」
などの悩みを抱える方は少なくないと思います。

そのような方は財務分析について学んでみてはいかがでしょうか。

企業の財務状況を客観的に把握し、正しい経営判断を行っていくには、財務分析することが重要になってきます。

この記事では財務分析を行う上で必要な知識をビギナー向けに噛み砕いて解説します。事業を成功に導くための第一歩としてぜひ最後までご覧ください。

また会計事務初心者にも扱いやすい、おすすめ会計ソフトや、会計ソフトとの連携に役立つクレジットカードのご紹介もしています。こちらもぜひ参考ししてみてください。

財務分析とは企業の経営状況を把握するためのもの

財務分析は企業を経営するうえで、会社の財務がどのような状態にあるかを分析することです。

分析に使用する主な資料は財務諸表と呼ばれているもので、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の財務3表で構成されます。

経営者によっては自分の感覚を頼りに会社経営し、上手くいっている方もいらっしゃいますが、そのようなケースはごく一部です。

財務分析をしっかり行うことで、他社との比較が容易になり、今後の経営指標が明確になります。

起業して間もない方、事業がなかなか軌道に乗らず悩んでいる方は財務分析の大切さを意識しましょう。

財務分析には外部分析と内部分析の2つがあります。まずはそれぞれの違いについてご説明します。

投資家に必要な外部分析

外部分析は利害関係をともにする他社の状況を知るために必要な分析です。

他社への投資が必要なケースで、投資先の価値を客観的に受け止め、適切な判断を下すために行います。

また取引先の経営状態を把握することで、リスクの少ない安全な取り引きに役立ちます。

経営者に必要な内部分析

内部分析は自社の財務状況がどうなっているか客観的に知るための分析です。経営する上でどこに問題が起きているかを数字から明確にし、適した対策を立てていくことに役立ちます。

また事業を将来的に拡大しようと計画している場合にも判断の指標とすることができます。

それでは次に、財務分析で使用される3つの資料について開設いたします。

財務分析に使われる3つの資料

財務分析は主に財務諸表を用いて行います。財務諸表とは貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書のことで、この3つを合わせて財務3表と呼びます。

財務3表を見ることで、会社の資産、収支、お金の流れなどを把握することができ、問題点の改善や今後の方針決定など、経営上のさまざまな課題に対応しやすくなります。

ここでは財務3表について具体的に内容を見ていきましょう。

貸借対照表

貸借対照表は「B/S」「バランスシート」とも呼ばれ、会社の財産と借金をまとめた資料になります。

貸借対照表には、資産、負債、純資産のデータが下記の表のように記載されています。

資産 負債
純資産

ここでは
「資産額=純資産額+負債額」
の関係が成り立っており、表の左右で合計額は必ず等しくなります。

個人に例えて、わかりやすく10万円が全財産という人がいたとします。

全財産10万円は「資産」にあたります。その10万円のうち8万円はキャッシングやローンで借りて手に入れた財産だとしたら、8万円は「負債」、残りの2万円は「純資産」ということになります。

全財産、借りたお金、自分のお金の3つひと目で分かる資料が貸借対照表だと覚えておきましょう。

損益計算書

損益計算書は「P/L」とも呼ばれ、会社の収支をまとめたデータになります。損益計算書は家庭でいえば家計簿のようなものです。

いくら稼いで、何にいくら使ったかきちんと記録している方であれば、家計簿で生活の計画が立てやすくなることをよく理解しているはずです。

損益計算書でわかるのは、収益、費用、利益の3つで、
利益=収益-費用
の関係になっています。

利益を見れば当然のことながら赤字・黒字の判断がつきますし、黒字でもさらに業績を上げなければいけないかの指針にすることができます。

収益と費用を見れば、現在の利益となっている原因がわかります。無駄な費用があれば改善することで利益増に繋がりますし、反対に適切な費用が使われているのであれば収益を上げるための施策を考えればいいのです。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書はお金の出入りをまとめた資料になります。これによって入金されるお金の種類がわかり、反対に何に対してお金が出ていっているかが把握できます。

同時に残高も把握することができるので、事業計画を立てる際に資金繰りなどの判断がつきやすくなります。

次は財務分析で抑えておきたい4つのポイントを提示致します。

財務分析で抑えるべき4つのポイント

財務分析では、収益性分析、安全性分析、生産性分析、成長性分析の4つが抑えるべきポイントになります。

目的が異なるこの4つを総合的に見て判断することが大切で、財務分析をする際には常に意識するように心がけましょう。

以下でそれぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

収益性分析

利益がどれくらい出ているか知りたい場合は収益性分析を行います。収益性分析では計算によって利益率を算出しますが、知りたい利益率の種類によって計算の根拠にする利益の種類が変わるので、計算の仕方も微妙に異なってきます。

利益率の種類は主なものとして売上高総利益率と売上高営業利益率があります。それぞれの違いについて見ていきましょう。

売上高総利益率

  • 売上高総利益率は
    「売上総利益/売上高×100」
    で割合(%)を求めます。

売上総利益は粗利益と呼ばれており、売上高から売上原価を除いた数字のことです。会社の利益を大まかに把握する時に使うもので、この割合が高いと売上利益も高いことになります。

売上高営業利益率

  • 売上高営業利益率は
    「営業利益/売上高×100」
    で割合(%)を求めます。

ここでは計算の根拠に営業利益を使用するところがポイントです。営業利益は、地代、広告費、製品に直接関わらない部門の人件費など、販売管理費・間接費と呼ばれる費用を差し引いた利益のことです。

売上高総利益率と同様に、割合が高いほど良いとされています。

安全性分析

資金にどれくらい余裕があるか、財務に関する安全性を知りたい場合は安全性分析を行います。安全性分析の指標には主なものとして、流動比率自己資本比率の2つを挙げることができます。

流動比率

  • 流動比率は
    「流動資産/流動負債×100」
    で割合(%)を求めます。

計算の根拠に使われる流動資産とは1年以内に入金される資産、流動負債は1年以内に出金しなければならない負債のことを指します。

流動資産が流動負債をしっかりカバーできているかが重要なチェックポイントで、流動比率が高い数値になるほど安全性も高いと判断できます。

自己資本比率

  • 自己資本比率は
    「純資産/総資産×100」
    で割合(%)を求めます。

計算の根拠に使われる純資産は、資本金、資本剰余金、利益剰余金など、会社が有している自己資本のことです。

もう一つの総資産は、銀行から受けた融資などの借金も含めた会社全体の資産になります。

総資産のうち純資産がどれくらいの割合を占めているかが重要なポイントで、この割合が高い会社ほど借金返済に関するトラブルのリスクが少ないと見ることができます。

生産性分析

生産性分析は労働生産性の高さを見ます。

  • 労働生産性は
    「付加価値額/従業員数」
    で求めることができ、従業員1人あたりが生み出す利益を知ることができます。

計算の根拠に使われる付加価値額は、経常利益、労務費、人件費、金融費用、金融収益、賃借料、租税公課、減価償却費など多くの要素から算出します。

ただし付加価値額の代わりに売上総利益を便宜的に用いることもあります。

成長性分析

その会社の成長性を図るために行うのが成長性分析です。これからの経営計画を立てたり、投資先の将来を判断したりするために重要な指標となります。

成長性分析に使われる主なデータとして、増収率、増益率、売上高研究開発比率の3つを挙げることができます。

増収率

  • 増収率は
    「(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100」
    で割合(%)を求めることができます。

前期と比較して当期の売上がどれくらい向上したのか知ることができ、売上高の推移と合わせて見ることで成長性を予測することができます。

増益率

  • 増収率は
    「(当期経常利益-前期経常利益)÷前期経常利益×100」
    で割合(%)を求めることができます。

経常利益が前期からどれくらい伸びたのかを把握するのに有効です。

ただし売上と利益は必ずしも比例しているものではないので、増収率と増益率は突き合わせて確認するようにしましょう。

売上高研究開発比率

商品開発を行っている企業では売上高研究開発比率も重要な要素になります。

  • 売上高研究開発比率は
    「研究開発費÷売上高×100」
    で割合(%)を求めます。

売上高研究開発比率が高いということは、売上高に占める開発費用が多いということになり、研究開発に積極的な会社と判断されます。

次は実際の財務分析に役立つサービスを5つ、ご紹介します。

財務分析に役立つ会計サービス5選

財務分析の大切さは理解できたけれど、人手の少ない小規模企業にとって会計処理などの業務まで充分な時間を割いていられないという方も多いのではないでしょうか。

ここではそんな方たちの力になる会計サービスをご紹介します。

これらサービスを導入することにより、会計業務の効率化や自動化を図ることができ、財務分析へより多くの時間を割くことができるようになるでしょう。

会計業務の負担を軽減「マネーフォワードクラウド会計」

マネーフォワードクラウド会計は、明細データを自動で取得したり、仕訳の入力も自動で行ったりできる便利なクラウド型の会計ソフトです。

これまで時間ばかり取られていた会計業務が大幅に負担軽減でき、小規模企業にとって大きなメリットをもたらしてくれます。

サポートもしっかりしており、会計ソフトが初めてという方でも安心して導入することができます。

低コストで運用できる「PCA会計DX」

充実した会計機能を低コストで運用できるクラウド型会計ソフトです。伝票入力作業だけで元帳、試算表から決算書まで作成可能

さまざまな管理帳票を出力することもできるので、財務分析がはかどります。

クラウド型ということで気になるセキュリティも、充実した内部統制機能とサポート体制が高い安心感を生んでくれます。

同社からは他にもさまざまな基幹業務ソフトがラインナップされており、相互に連携することで一層便利に使える拡張性も見逃せないポイントです。

経理や簿記の知識不要「freee(フリー)」

クラウド型会計ソフトの中でトップシェアを誇るfreee(フリー)は、初めてでもすぐ使いこなせる敷居の低さが特徴です。

経理や簿記などの専門的な知識を持っていなくても決算書を容易に作成できる使いやすさが大きな強みになっています。

金融口座との連携に強い「弥生会計オンライン」

金融口座と連携することが容易で、帳簿付け作業を自動化できる弥生会計オンラインは小規模企業の悩みでもある会計業務を大幅に楽にしてくれます。

専門知識がなくてもすぐに使いはじめることができ、困った時には業界最大規模といわれているカスタマーセンターがサポートしてくれる安心感もあります。

案件ごとに収支管理できる「ZAC(ザック)」

案件単位で収支を管理できるZAC(ザック)はユニークなクラウド型統合基幹業務システムです。

このソフトだけで財務分析が可能。豊富に用意された管理会計レポートが経営判断をバックアップしてくれます。

また他の市販財務会計システムと連携させることも容易にできるように作られており、使いやすいシステム環境を構築できます。

このようなシステムと合わせて利用したいのがキャッシュフローの調整に役立つ法人クレジットカード。

最後は法人クレジットカードがどのように会計業務に役立つかご説明します。

法人クレジットカードの活用ではかどる会計業務

財務分析を行う上で必要な会計業務は、法人クレジットカードを積極的に活用することでさらにはかどらせることが可能です。

カード会社から毎月送られてくる利用明細は、必要経費の情報が事細かに記載されている情報源。経費支払いを法人カードにできるかぎり集約するだけで、領収書を一枚一枚目で確認していく手間が大幅に削減されます。

またカード会社の会員専用サイトでは、利用明細をCSVファイルなどでも提供していることが多く、ダウンロードして会計ソフトにインポートすれば手で入力する手間も省けます。

そのような利便性がある法人クレジットカードの中でも、注目したいのがアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド。

次の項目ではアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドについて詳しく見ていきましょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 31,000円(税別) 0.3~1.0% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
2~3週間程度 審査基準による 500円(税別)
今がチャンス!お得な入会特典
新規入会後にカード利用で30,000ptプレゼント!

データ連携できるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドはおすすめ

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドはクラウド型会計ソフトfreee(フリー)とAPIレベルでデータ連携することができ、安心できるセキュリティ環境下で正確なデータ取得を可能にする法人カードです。

クレジットカードとしての基本スペックも優れており、さまざまなメリットをビジネスにもたらしてくれます。

高いステイタス性と充実したスペック

所有しているだけで一目置かれるのがアメックスのステイタス性。その高さに見合うスペックはさまざまなビジネスシーンで活躍してくれます。

一般的な法人カードに見られる利用限度枠の上限はとくに定められていません。これは無制限で使えるという意味ではなく、ユーザーごとに設定されるという意味です。

ユーザー属性によっては低めのスタートもありえますが、積極的に利用してアメックスから認められればどんどん上限が上がっていく将来性は大きな魅力といえるでしょう。

付帯サービスはトラベル系を中心に、ビジネスを強力にサポートしてくれるものが多数提供されます。 敷居が高そうなイメージを持たれがちですが、実は個人事業主の方でも申込みやすいことも大きな特徴。

スタートアップに理解を示す外資系らしさで、実績の浅い経営者にも積極的にカードを発行しています。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドとfreee(フリー)を組み合わせることにより、さらに会計処理は便利になります。

法人カードと会計ソフトをこれから導入しようとしている方は、ぜひ検討してみてください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 31,000円(税別) 0.3~1.0% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
2~3週間程度 審査基準による 500円(税別)
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まとめ

財務分析について関連する知識をご紹介しました。正しく会社を経営するためには、状況を客観視することが大切です。

財務諸表をチェックすることで、冷静な判断ができる経営者を目指しましょう。

この記事は入門者向けとなっていますが、これをきっかけにして財務分析に興味を持たれた方は専門書で本格的に勉強してみてはいかがでしょうか。

またここでご紹介した会計ソフトは、会計の知識に自信がない人でも扱いやすいものばかりです。

簡単に各種データシートをつくることができるので、ぜひ導入して財務分析の役に立ててみてください。

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