法人税の納付はクレジットカードが便利でお得!おすすめの法人カード4選

外貨とクレジットカードが置いてある

法人の経営をしていれば法人税の納付は当たり前のことといえます。
しかし、法人税のクレジットカード決済による納付が可能だと知らない人もまだまだ多いようです。

現在では、法人税に限らず多くの税目についてカード払いができます。
納付書を持って税務署や金融機関、コンビニなどに出向くのではなく、法人カードで法人税を納付するスタイルが当たり前になる日が近いかもしれません。

現状でネックとなっている仕組み上の問題点も、使われていくにしたがって改善される可能性もあります。

この記事では、法人税をクレジットカードで納付できる仕組みやメリット・デメリットなどを解説するとともに、ビジネスに役立つおすすめの法人カード4選を紹介します。

法人税はクレジットカードで納付できる

男性がカードを見てほほえんでいる

キャッシュレス決済が推進されている中、法人税もクレジットカードで払うことができます。カード払いをするにあたり、知っておくべきことを紹介します。

利用するカードは個人カードではなく法人カードにしたい

法人税をカード払いするなら、個人カードではなく法人カードを使いましょう
法人税のクレジットカード払いそのものとしては、個人カードと法人カードの差はありません。

しかし、法人のビジネスによって生じた税金の支払いに個人カードをあてるのもおかしな話です。年会費の経費処理なども含めて、事業で使うカードとしては法人カードが適しています

法人カードでの納付は「国税クレジットカードお支払サイト」に限る

法人カードを用意すれば、それだけで自由に法人税を支払えるわけではありません。
法人カードで法人税を納付できるのは「国税クレジットカードお支払サイト」限定です。

したがって、税務署の窓口や金融機関に出向いて法人カードを取り出しても法人税を払うことはできません。注意しましょう。

次の章では、法人税の納付に法人カードを利用するメリットについて解説します。

法人カードで法人税を納付すると得られる4大メリット

メリットと書かれたボタン

法人カードで法人税を納付できるといっても、メリットがないと気が進まないという人もいるでしょう。法人カードで納付すれば少なくとも4つの大きなメリットを得られます。

ここでは、その4つのメリットについて紹介していきます。

支出の一元化が促進される

法人カードを事業活動で必要な経費の決済に利用することで、支払先ごとの振込みや現金の用意が不要になります。

事業での支出を可能な限り法人カードに集約することで、支出の管理も容易になり、事務作業も効率化できるのがメリットです。
法人税の納付も法人カード決済にすることで、支出の一元化が促進されます。

ポイントの貯まりが進む

ほとんどの法人カードでポイントプログラムが採用されています。経費決済で利用すれば、その金額に応じたポイントが貯まる仕組みです。

法人税の納付でもポイントが貯まる法人カードを使えば、ポイントの貯まりが進み、窓口で現金払いするよりもお得です。

キャッシュフローの面でも有利になる

法人カードの利用代金は原則として後払いです。
つまり、納付の段階で法人税分のお金がなかったとしても問題なく決済できます。法人カード払いを選ばなければ滞納になってしまうところです。

また、お金があっても支払いが先になることで、他へ資金を回せるなどキャッシュフローの面でも有利になります。

24時間使えて手間が省ける

法人カードを使えば窓口の開いている日時に関係なく、メンテナンス中などを除き原則として24時間いつでも納付できます。


しかも、事務所や自宅から国税クレジットカードお支払サイトにアクセスすればよいため、外出する必要もありません
ただし、e-Taxからのアクセスはe-Taxが稼動している時間内に限られます。

注目したいのが納付期限の最終日に法人カード決済する場合です。
国税クレジットカードお支払サイト上でその日のうちに手続が完了していれば、税務署が閉まっている夜であっても延滞となる心配がありません

次の章では、法人税の納付を法人カードで行う際のデメリットについて解説します。

法人税の納付に法人カードを利用する際に考えられるデメリット4つ

悲しそうな表情の男性

メリットがあればデメリットもあるのが通常です。法人税の法人カード納付のデメリットは主に以下の4つがあります。

上記について詳しく紹介します。

決済手数料がかかる

国税クレジットカードお支払サイトで法人カード決済をする際には、決済手数料がかかります。この手数料は納付受託者が決定し徴収するものであり、運営に不可欠なものです。

手数料の額が高いと思うかそれほどでもないと思うかは人によるでしょう。
税額1万円までが76円(税別)で、1万円を超えるごとに76円(税別)が加算されます。

つまり、税額が10,001円なら152円(税別)となり、20,001円で228円(税別)となる計算です。

忙しい中、時間を割いて納付に出掛けることを考えれば、この程度の手数料は許容範囲といえるのではないでしょうか。

国税クレジットカードお支払サイトには、税込の手数料計算ができるシミュレーターが搭載されています。

手数料を確実に損だと感じるのは、誤って手続をしてしまったときでしょう。

法人税そのものは還付を受けられますが、決済手数料はサイト運営にかかるものであるため戻ってきません。手続は慎重に行ってください。

一度に納付できる金額は1,000万円未満

国税クレジットカードお支払サイトで納付できる金額は、一度につき1,000万円未満の縛りがあります。
1,000万円以上の法人税を納付する場合は、複数回に分けての手続が必要です。

とはいえ、利用可能枠が1,000万円以上の法人カードを持っていなければ問題にならないデメリットです。

また、法人税が1,000万円以上といえば利益も相当な額となるため、このくらいの手間は気にならないかもしれません。

納付の取消しができない

法人カード決済で法人税の納付をした場合、間違いであっても取消しはできません

間違って決済をしてしまった場合は、所轄の税務署へ連絡する必要があります。決済した金額の還付を受けるためにも早めに連絡しましょう。

領収書が発行されない

法人税に限ったことではありませんが、法人カードで決済すると領収書が発行されません

どうしても領収書が必要だという場合には、国税クレジットカードお支払サイトの利用を諦めて納付書による納付を選択します。

次の章では、国税クレジットカードお支払サイトについて解説します。

国税クレジットカードお支払サイトについて

パソコンを打っている男性

国税クレジットカードお支払サイトは、国税庁が認めた唯一の法人税のカード納付ができるサイトです。
法人税だけでなく、所得税や相続税、消費税など多くの税目の納付に対応しています。

国税庁長官が指定した民間業者が運営

国税クレジットカードお支払サイトの運営は、国税庁長官の指定により民間の納付受託者が行っています。

2019年度時点の納付受託者はトヨタファイナンス株式会社です。

納付受託者は法人カード決済を受けて国に法人税相当額を立替払いする仕組みになっています。

ほとんどのカードが使える

国税クレジットカードお支払サイトで使えるカードは、Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースとTSキュービックです。
つまり、国内で利用されているほとんどのカードが使えます。

どの法人カードを選んだとしても、上記のブランドなら利用不可ということはなく、使えないとすれば当該法人カード独自の問題です。

お支払いサイトへのアクセスは2系統

法人カード決済をするために国税クレジットカードお支払サイトにアクセスする方法は2系統あります。
国税庁のサイトか確定申告コーナーからのアクセスと、e-Taxからのアクセスです。

どちらを選択するかによって必要な準備が異なるため要注意です。ただ、どちらも難しい内容ではありません。

カード払いはその都度行う

今回の法人税を国税クレジットカードお支払サイトで納付したから次回以降も自動的にカード決済になるかといえば、ならないというのが答えです。
毎回その時点で自分の意思でカード決済を行うことになります。

納税証明書の発行は3週間程度後になる

納税証明書を急いで発行して欲しいケースでは、国税クレジットカードお支払サイトの利用は考えた方がよいかもしれません。遅ければ3週間程度かかる可能性があるためです。

デメリットの章で述べたように、納付手続が完了してしまえば取消しはできません

最後の章では、法人税の納付におすすめの法人カード4選を紹介します。

法人税の納付におすすめの法人カード4選

黒色系のカードが3枚ある

法人税のカード納付に使える法人カードは多数あります。
その中から、総合的におすすめできる優良法人カード4選を紹介します。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、一般的なゴールドクラスのカードでは物足りないユーザーにおすすめの法人カードです。

アメックスの3種類あるプロパー法人カードの中ではゴールドに位置づけられているものの、その中身を見ればプラチナに相当するといえます。

カードスペック

高いステータスを誇るアメックスのゴールドを持つことで、ビジネスシーンにおける信用度を高める効果も期待できます。

利用可能枠に一律の範囲設定がないことから、さまざまな法人代表者や個人事業主に持つチャンスのあるカードといえるでしょう。

年会費  31,000円(税別)
追加カード年会費 12,000円(税別)
利用可能枠 一律の設定はなくユーザーの状況に応じ柔軟に設定
旅行傷害保険 最高額
死亡・後遺障害
海外 1億円
国内 5,000万円
主要サービス 空港ラウンジ、空港手荷物宅配、JR東海エクスプレス予約、レンタカー、海外携帯電話レンタル、エアポート送迎、トラベル・オンライン、福利厚生プログラムクラブオフなど

おすすめポイント

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードのおすすめポイントは、付帯サービスが充実しているところです。

出張から接待、福利厚生や事務の効率化まで超ゴールド級のさまざまなサービスを利用できます。

さらに、プロテクションにもアメックスならではの用意があります。キャンセル・プロテクションやリターン・プロテクションです。
病気で入院してしまいチケットをキャンセルするケースや、販売店が返品を受け付けてくれないケースで役に立つサービスです。

また、法人税など税金の納付に利用すると、200円につき1ポイント貯まります。通常の買い物などは100円につき1ポイントの付与率です。

貯まったポイントはアイテムと交換したり、マイルに移行したりできます。また、利用代金に充当することも可能です。メンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば、ポイントの交換率がアップします。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 31,000円(税別) 0.3~1.0% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
2~3週間程度 審査基準による 500円(税別)
今がチャンス!お得な入会特典
新規入会後にカード利用で30,000ptプレゼント!

三井住友ビジネスカード for owners(ゴールド)

三井住友ビジネスゴールドカード for ownersは、Visaカードでおなじみの三井住友カードが発行するスタートアップ事業者にもおすすめの法人カードです。

国際ブランドはVisaだけでなくMastercardもあります。

カードスペック

年会費は高くもなく安くもないといった金額ですが、追加カードがリーズナブルな金額になっています。従業員にもカードを持たせたいユーザーにはメリットといえるでしょう。

年会費 10,000円(税別)
追加カード年会費 2,000円(税別
利用可能枠 50万~300万
旅行傷害保険 最高額
死亡・後遺障害
海外 5,000万円
国内 5,000万円
主要サービス 空港ラウンジ、レンタカー、福利厚生ベネフィット・ステーション、Visaビジネスオファー、Visaビジネスグルメオファーなど

おすすめポイント

インターネット入会で年会費が初年度無料になります。一定の条件をクリアすると、翌年度以降も年会費の優遇を受けられるためお得です。

独自の付帯サービスは主要なものに絞られていますが、Visaブランドを選択すればより多くのサービスを利用できます。

三井住友ビジネスカード for Owners(ゴールド)

国際ブランド

VISA

対応電子マネー

WAON(ワオン) iD(アイディ)
  • 国内旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 本会員 税抜10,000円+税 0.3%~0.5% ワールドプレゼント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
50万~300万円 税別500円+税
今がチャンス!お得な入会特典
オンライン限定!最大12,000円のVJAギフトカードプレゼント!

JCB法人カード ゴールド

JCBゴールド法人カードは、日本の国際ブランドJCBのプロパー法人カードです。

カードスペック

利用可能枠の上限が250万円となっており、少しだけ他社のゴールドクラスカードよりも低い数字といえます。

その反面、海外旅行傷害保険の最高額はプラチナクラスに匹敵する金額です。ちなみに、JCBプラチナ法人カードも海外は最高1億円となっています。

年会費 10,000円(税別)
追加カード年会費 3,000円(税別)
利用可能枠 50万~250万円
旅行傷害保険 最高額
死亡・後遺障害
海外 1億円
国内 5,000万円
主要サービス 空港ラウンジ、JAL ONLINE、ANA@desk、JCBゴールドグルメ優待、ゴルフエントリー、クラウド会計ソフト優待など

おすすめポイント

年会費はインターネットからの入会で初年度無料となります。
2年目からは年会費がかかりますが、スペックとサービスを考えれば安いとさえいえるでしょう。

加えて、社用車の使用台数が多いユーザーにうれしいのが、ETCカードが無料で複数枚数の発行に対応している点です。

JCBゴールド法人カード

国際ブランド

JCB

対応電子マネー

  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 10,000円(税別) 0.5%~1.0% Oki Dokiポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
通常2~3週間 公式サイト参照 無料

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、その名のとおり国際ブランドにアメックスを採用したプラチナクラスの法人カードです。

カードスペック

スペック的にはゴールドクラスよりは上で、リーズナブルな年会費で持てるプラチナといえます。本家アメックスと同様に一律の利用可能枠を設けていません。

そのため、1,000万円級の枠を設定されることもあるなど、高額利用に向いているとの声も聞かれます。

年会費 20,000円(税別)
追加カード年会費 3,000円(税別)
利用可能枠 一律の範囲はなく会員ごとに独自に設定
旅行傷害保険 最高額
死亡・後遺障害
海外 1億円
国内 5,000万円
主要サービス 空港ラウンジ、海外用Wi-Fi・携帯電話レンタル、海外レストランWEB予約、tabiデスク、セゾン弁護士紹介など

おすすめポイント

年会費は初年度無料です。
年間のショッピング利用金額が200万円になれば、翌年の年会費が半額の10,000円に優遇されます。

年会費10,000円でこの中身と考えれば、コストパフォーマンス的にもおすすめ度は上昇です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

ID(アイディ) QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
  • 分割払い
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
20,000円(税別) 20,000円(税別) 0.5~1.0% 永久不滅ポイント
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短3営業日 100万円~1,000万円 1.125% 無料

まとめ

法人税のクレジットカード払いは徐々に浸透しつつあるといってよいでしょう。

キャッシュレス社会が本格化すれば、事業に絡む税金のすべてを法人カードで決済することもあり得る話です。

いくつかの制約はあるものの、納付のために現金を持って外出する必要がないだけでなく、支出の管理を一元化できます。
さらに、付帯サービスやポイント還元などお得な要素も多いのが法人カードです。

法人税の納付に利用する法人カードを選ぶなら、おすすめの4選も参考にしてみてはいかがでしょう。

【特徴ごとに徹底比較】利用スタイル別におすすめの法人カードまとめ!

2020.11.30

【特徴ごとに徹底比較】利用スタイル別におすすめの法人カードまとめ!

各カード会社からさまざまな法人カードが発行されていますが、それぞれに異なる強みがあるので、どれを選べばよいのか頭を悩ませている経営者や個人事業主も多いのではないでしょうか。カード会社の商品紹介を見比べても「このカードはこの要素に秀でている」という情報はなかなか気が付かないものです。この記事では主な特徴別におすすめのカードを紹介していきます。ステータスの高いカードを持ちたい、限度額が多いほうがいい、年会費のコストを削減したいなど、それぞれの経営者によって重視する部分は異なると思います。この記事では特徴別におすすめをご紹介するので、きっとあなたの目的に合ったカードが見つかるはずです。ぜひお役立てください。

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