ニーズに合わせて選べる!6種類のオリコの法人カードを徹底比較

オリコの法人カードは年会費が安く、経費を抑えたいというニーズに応えてくれる法人カードです。
オリコの法人カードは3つのシリーズに各2種類のカードが用意されており、合計で6種類のカードがあります。 この6種類は、申し込み者の区分で3つに分けることも可能。3つのシリーズとはEX Gold for BizとUPty for Biz、それにオリコビジネスカードです。
また、3つの申込者は個人事業主と法人代表者、法人に分けられます。こうした区分けによって、6種類の法人カードはそれぞれに特徴を備えたカードとなっています。
オリコの法人カード6種類の中からどのカードを選べばよいのかを考えるとき、個人事業主なら選択肢は2つに絞られます。
一方、法人代表者と法人はどちらを選んでも構わないため選択肢は4つです。よりよいカード選びができるよう、6種類の詳細を比較検討します。
オリコの法人カードの審査基準や気になるメリットやデメリットを紹介
「オリコ EX Gold for Biz」は、個人事業主や会社代表者を対象とした法人カードです。標準カードよりワンランク上のゴールドカードで、ビジネスシーンで役立つ手厚いサービスが付帯しているところが特徴。より効率よく仕事ができるようになる1枚です。この記事では、気になるオリコ EX Gold for Bizの特徴や審査方法、審査を受けるときのコツなどをまとめてご紹介します。オリコ EX Gold for Bizは審査通過しやすいと言われているため、今まで法人カードを持ったことがない人でも導入しやすくなっています。ぜひ、オリコ EX Gold for Bizの審査方法やメリット、デメリットを掴んで導入を検討してみてください。
オリコには6種類の法人カードがある
オリコが発行する法人カードは種類も多く、その数は6種類にも及んでいます。
カードの種類 | 年会費 | 利用限度額 | 備考 |
---|---|---|---|
EX Gold for Biz S | 2,000円(税別)初年度は無料 | 10万~300万円 | キャッシング枠あり追加カードなし |
UPty for Biz S | 2,000円(税別)Web入会で初年度無料 | 10万~200万円 | キャッシング枠あり追加カードなし |
EX Gold for Biz M | 2,000円(税別)初年度は無料 | 10万~300万円 | 追加カード無料キャッシング枠なし |
UPty for Biz M | 2,000円(税別)Web入会で初年度無料 | 10万~200万円 | 追加カード無料キャッシング枠なし |
オリコビジネスカードGold | 2,000円(税別)初年度は無料 | 10万~1,000万円法人あたりの総枠 | 個別に限度額を設定できるカードを20枚まで発行 |
オリコビジネスカードスタンダード | 1,250円(税別)初年度は無料 | 10万~1,000万円法人あたりの総枠 | 個別に限度額を設定できるカードを20枚まで発行 |
EX Gold for Biz Sは個人事業主限定の法人カード
オリコの法人カードには、個人事業主専用カード、法人代表者専用カード、それに法人専用カードの3つのカテゴリがあります。前2つには支払方法を選べるカードとリボ払い専用のカードがあり、もう1つはゴールドとスタンダードに分かれます。したがって、特色のある法人カードは全部で6種類です。
まずは個人事業主専用のEX Gold for Biz S です。国際ブランドはVisaとMastercardの2種類が用意されています。
カードスペック
EX Gold for Biz Sは利用限度額が10万~300万と幅広く、他社の法人カードでいえば一般カードからゴールドカードまでに相当する範囲をカバーしています。
しかも、年会費が初年度無料で翌年度からも2,000円(税別)というリーズナブルさです。
カードの特徴
EX Gold for Biz Sは個人事業主が自身で活用することに特化した法人カードで、追加カードの発行には対応していません。個人カードと事業用カードを使い分けて事業を効率化したいニーズに適しています。
UPty for Biz Sはリボ払い専用の個人事業主向け
UPty for Biz SはEX Gold for Biz Sのリボ払い専用版ともいえる法人カードです。ただし、国際ブランドはMastercardのみです。
カードスペック
EX Gold for Biz S同様に年会費は2,000円という手軽さで、Web入会なら初年度が無料になります。利用限度額はEX Gold for Biz Sより100万円少ない10万~200万円です。これはリボ払いにすると残高が大きくなりやすいための設定と考えられます。キャッシング枠は同じ10万~100万円の設定です。
カードの特徴
利用代金の残高に応じて最低支払額が決まるミニマムペイメントを採用しています。利用残高を少なくしたい場合は、毎月の返済額を高く設定することが可能です。
これにより、リボ払い専用カードでありながら、1回払いのカードと同様に活用することもできます。
EX Gold for Biz Mは法人代表者のための法人カード
EX Gold for Bizシリーズの法人代表者専用カードがEX Gold for Biz Mです。
カードスペック
対象が法人代表者となっても基本的なカードスペックに大きな違いはなく、年会費のお得度や利用限度額の幅もEX Gold for Biz Sと同じ設定になっています。国際ブランドもVisaとMastercardからの選択です。
カードの特徴
法人代表者だけでなく従業員にも法人カードを持たせたいというニーズに応えて追加カードの発行に対応しています。しかも、追加カードの年会費は無料です。
UPty for Biz Mはリボ払い専用カードの法人代表者向け
UPty for Biz MはEX Gold for Biz Mとよく似たスペックをもつ法人代表者向けカードです。
カードスペック
UPty for BizシリーズもEX Gold for Bizシリーズと同様で、SとMはほぼ同じスペックをもっています。利用限度額も10万~200万円でSと一緒です。UPty for Biz Sと異なり、追加カードを無料で発行できる一方でキャッシング枠がない点もEX Gold for Bizシリーズと足並みが揃っています。
カードの特徴
Mastercardブランドの法人カードとして、追加カードを発行可能です。
また、オプション付帯の福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」に加え、Mastercardビジネスアシストが付帯しており、その中で「えらべる倶楽部バリュープラン」を利用できます。従業員の福利厚生を考える法人代表者に役立つカードです。
なお、EX Gold for Biz Mにも同様のサービスがあります。
オリコビジネスカードGoldは法人専用ゴールドカード
オリコビジネスカードGoldは法人そのものを対象としたカードです。個人事業主や法人代表者を対象とするカードと合わせ、幅広い層をカバーしています。国際ブランドはMastercardです。
カードスペック
オリコビジネスカードGoldは最大で20枚のメンバーカードを発行できる法人カードです。年会費は法人用カードとしては破格の2,000円で初年度は無料になっています。
利用限度額は法人として10万~1000万の範囲で設定され、各メンバーカードの限度額は法人の限度額を超えない範囲で設定可能です。仮に20枚を発行すると平均は50万円となります。
カードの特徴
各カードの限度額が異なる点が大きな特徴で、利用明細もカードごとに確認できます。支払方法は1回払い、分割払い、据置一括払いの中から選択可能です。
オリコビジネスカード Gold
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 2,000円(税抜) | - | - |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
公式サイト参照 | 10万円~1,000万円 | 無料 |
- 電子マネーiDとQUICPay搭載で便利!
- 追加カードが20枚まで無料で発行可能
- 最高5,000万円の海外・国内旅行保険
- ショッピング利用枠最大1,000万円
- ETCカードが無料で発行可能
オリコビジネスカードスタンダードは法人専用一般カード
オリコビジネスカードスタンダードは、オリコビジネスカードGoldの下位にあたる一般カードです。
カードスペック
年会費はオリコビジネスカードGoldと750円差の1,250円で、初年度は無料となっています。一般カードではあるものの、利用限度額はGoldと同じで法人の総枠が10万~1000万円です。メンバーカードごとに利用限度額を設定できる仕組みも共通となっています。
カードの特徴
一般的な法人カードでは一般カードとゴールドカードにはスペックに大きな隔たりがありますが、オリコビジネスカードスタンダードはGoldとほぼ同様のスペックを持ったお得なカードです。
次の章では、オリコの法人カード6種類について個別にメリットを解説します。
オリコの法人カードごとのメリット
6種類のオリコ法人カードにはそれぞれにメリットがあります。
EX Gold for Biz Sはキャッシング枠が大きい
EX Gold for Biz Sの主なメリットのひとつはキャッシング枠の大きさです。法人カードで最高100万円のキャッシング枠を設定できるカードは少数派といえます。
たとえば、三井住友ビジネスカード for Ownersの場合、クラシックとゴールドランクのカードでも最高50万円で、最高100万円を設定できるのは年会費50,000円のプラチナだけです。
もうひとつ、年会費の安さにかかわらず充実した付帯サービスも見逃せないメリットといえます。空港ラウンジやクラウド会計ソフトfreeeの優待利用、ETCカードの発行などに加え、VisaまたはMastercardのブランドが提供する各種サービスも利用可能です。
UPty for Biz Sは総量規制の例外を適用
UPty for Biz Sも最高100万円のキャッシング枠の設定が可能です。緊急の資金需要が発生した場合でも、リボ払いで余裕のある調達ができます。
しかも、UPty for Biz Sは総量規制の例外を取り入れた法人カードです。 貸金業者にあたるカード会社は、貸金業法の規定により年収の1/3を超える貸付ができません。
ただし、個人事業主については例外規定が設けられています。これにより、年収の1/3を超えても設定限度額の範囲内でキャッシングを利用できる、というわけです。
法人代表者が気軽に持てるEX Gold for Biz M
EX Gold for Biz Mの年会費は法人代表者向けのカードの中でも特筆モノの安さです。それでいて充実したサービスを利用できます。法人代表者が追加カードも含めて気軽に持つカードとして最適といえるでしょう。
また、EX Gold for Biz Sで述べた付帯サービスの他に、旅行傷害保険や融資金利優遇制度なども利用可能です。
旅行傷害保険の補償額は共通
旅行傷害保険の補償内容は以下のとおりです。
- 海外旅行傷害保険…死亡・後遺傷害は最高2,000万円、傷害・疾病治療は200万円など
- 国内旅行傷害保険…死亡・後遺障害で最高1,000万円
上記旅行傷害保険の補償金額は、6種類の法人カードすべてに共通しています。
補償額は少ないが不足するとは限らない
旅行傷害保険の補償額が年会費の高い法人カードに比べると物足りない可能性があります。
ただし、損害保険は同種の保険があればカバーできる部分もあり、個人カードと補償が重複するケースも多いです。仮に重複した場合、全部が支払われるわけではないことも考慮して検討してください。
法人代表者がリボ払いするならUPty for Biz M
UPty for Biz Mのメリットとして、リボ払い専用カードであることから支払の平準化をしやすい点があげられます。初めから月の支払額を固定することで、資金繰りに柔軟性が生まれやすくなる、というわけです。
UPty for Biz Mはリボ払いでキャッシュフローを改善したい法人代表者にメリットの大きい法人カードといえます。
カードごとの限度額が明確なオリコビジネスカードGold
オリコビジネスカードGoldなら、カードごとに限度額が設定可能なことから、いざという時に限度額不足で使えないリスクを回避しやすいです。
全体の限度額以内であればどのカードでも必要なだけ決済可能な法人カードの場合、利用する時点で全体の枠の余裕がどの程度あるのかを各利用者が把握しておくことは難しい面があります。そのため、限度額オーバーで使えないということが懸念されるのです。
また、空港ラウンジや年間最高100万円(免責10,000円)のショッピングガードも付帯します。
よりリーズナブルにゴールドランクのサービスを受けられるオリコビジネスカードスタンダード
オリコビジネスカードスタンダードは上位のオリコビジネスカードGoldよりも37.5%、750円もお安い年会費でほぼ同等のスペックを持っている点が大きなメリットです。
次はオリコの法人カード別、デメリットもチェックしていきましょう。
オリコの法人カードごとのデメリット
オリコの法人カードは、デメリットも6種類それぞれに存在します。
EX Gold for Biz Sのデメリット
EX Gold for Biz Sは追加カードの発行ができません。個人事業主は自分だけで事業を行っているケースばかりではなく、従業員を雇用している個人事業主も多くいます。
ところが、EX Gold for Biz Sには追加カードがないため、従業員にも法人カードを持たせたい場合、他のカードを併用するか切り替える必要が生じます。
UPty for Biz Sのデメリット
UPty for Biz Sの最大のデメリットはメリットと裏腹の関係です。総量規制の例外となる1/3以上の借入を行った場合、債務が過大となってしまう可能性があります。もちろん、貸付は返済能力に問題がないと判断された場合にのみ行われるため、通常は心配ないでしょう。
しかし、計画通りに事業が進まないケースも考えれば、キャッシング額を増やすことは考え物です。
EX Gold for Biz Mのデメリット
EX Gold for Biz Mのデメリットは個人事業主が申し込めないことです。オリコのEX Gold for Bizシリーズには、個人事業主向けのSがあります。このSは前述したように追加カードの発行ができません。
そこで、追加カードを発行可能なMを検討したとしても、今度は個人事業主では申し込めないという壁にあたるのです。もっとも、EX Gold for Biz Mのデメリットとしてはほとんど問題にならないような事柄だといえるでしょう。
EX Gold for Biz Mを導入して考えられるデメリットとしては、旅行傷害保険の補償額が大きくないことくらいです。
UPty for Biz Mのデメリット
UPty for Biz Mの最大のデメリットは、リボ払いによる利用残高の増加です。利用限度額を最大の200万円とした場合、1回払いの法人カードなら毎月の利用額は100万円を少し下回る額が妥当といえます。
ところが、リボ払いで同じくらい利用すると、リボ払いの返済額を1回払いと変わらない設定にしなければすぐに残高不足になってしまいます。
使いやすそうに見えるものの、綿密な計画を立てないと使えないのがリボ払いです。毎月の経費決済が多くない場合は問題なく使えます。
オリコビジネスカードGoldのデメリット
オリコビジネスカードGoldのデメリットは、なんといってもポイントプログラムがないことです。オリコの法人カードでは、EX Gold for BizでもUPty for Bizでも暮らスマイルが貯まります。
しかし、オリコビジネスカードGoldをいくら利用してもポイントが貯まらないため、還元率を重視する場合は選択肢から外れるでしょう。 もっとも、法人カードを20枚、総限度額1,000万円クラスの法人が経費決済を行うにあたり、ポイントを重視するケースが多いかどうかは疑問の残るところです。
また、Mastercardブランドしか選べない点も、他の国際ブランドを選びたい法人にはデメリットになり得ます。
オリコビジネスカードスタンダードのデメリット
オリコビジネスカードスタンダードのデメリットは、Goldと異なり、空港ラウンジサービスやショッピングガードがつかないことです。ただし、遠距離の出張や壊れ物などを購入するケースがほとんどない法人なら問題ではないでしょう。ポイントがない点や国際ブランドについてはGold と同様です。
最後は、どのような方にオリコの法人カードがおすすめなのか記載致します。
こんな人におすすめできるオリコの法人カード
オリコの法人カード3カテゴリ6種類に共通している点として、年会費が非常に安く、それにもかかわらずカードスペックやサービス内容が悪くないことがあげられます。そのため、年会費を抑えたい個人事業主や法人代表者、法人には強くおすすめできる法人カードです。
また、それぞれの法人カードがカバーする範囲が異なるため、求めるスペックやサービスが入っていれば他のサービス等は不要だという法人にもおすすめします。リボ払い専用カードのように、特色のあるカードはわかりやすいです。
まとめ
年会費の安さに驚かされるオリコの法人カードは、他社のカードと比較しても遜色のない利用限度額にも特徴があります。そのうえで、付帯サービスも主要なものを揃えており、幅広い層のニーズに応える法人カード群といえるでしょう。
同時に、すべてのニーズをカバーできるわけではないため、うっかり求めるものと違うカードを選んでしまうことがないように、じっくりと検討することも必要です。自分のニーズをしっかりと確認して、最適の選択となるように選んでください。
オリコ EX Gold for Bizは初年度年会費無料でコスパ抜群!メリットとデメリット徹底解説
経営者や個人事業主なら、法人カードの導入を検討することもあるでしょう。できるだけコスパがいいカードにしたい人におすすめなのが、オリコ EX Gold for Bizです。 法人カードを導入したい経営者なら、年会費が安い法人ゴールドカードであるオリコ EX Gold for Bizのメリットやデメリットについて知りたいとお考えではありませんか。 今回の記事では、オリコ EX Gold for Bizの特徴やメリットやデメリットについて解説していきます。記事を読むことでオリコ EX Gold for Bizについて理解し、必要に応じて申し込めるようになりますよ。