ビジネスカードと同じ?コーポレートカードの基礎知識と空港ラウンジが使える4枚

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コーポレートカードを導入したいけれど、ビジネスカードとの違いや自社にとってのメリットがわからないため判断できずにいる経営者の方もいるのではないでしょうか。また、導入するなら空港ラウンジが使えるコーポレートカードがよいという方もいると思います。

そこで今回は、コーポレートカードの基本をわかりやすく解説するとともに、空港ラウンジが利用できるカードをご紹介します。

法人カードやビジネスカードとの違いや、コーポレートカードの有用性が気になっている方も、この記事を読めば自社に必要か判断しやすくなるはずです。ぜひ最後まで目を通して、コーポレートカードについての知識を深めましょう。

そもそも、コーポレートカードは法人カード・ビジネスカードとどう違うのか

企業向けのクレジットカードを表す用語には、コーポレートカードの他に「法人カード」や「ビジネスカード」もありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

コーポレートカードのメリットなどをみていく前に、まずはコーポレートカードの定義や他の用語との違いをチェックしていきましょう。

クレジットカード専門家 菊地崇仁 解説
コーポレートカードという名称は法人カードの中でも大企業向けのカードを指す場合が多いです。法人カードの中でも簡単に申し込むようなカードではなく、担当者と打ち合わせてから、どのように使うかどうかを話し合ってから導入するようなカードです。
従って、各カード会社のコーポレートカードの紹介ページには「申し込み」のボタンはなく、「問い合わせ」のボタンになっているはずです。
大企業向けのカードだからと言って、年会費はそれほど高くなく、一般カードとそれほど変わりません。
例えば、JCBコーポレートカードは企業年会費が3万円(税抜)で個人の年会費は無料。MUFGカード コーポレートの場合の年会費はカード使用者1名につき1,250円(税別)と通常カードと変わりません。
もちろん、一般カードやゴールドカードなどで年会費は変わってきます。ゴールドカードの場合は、一般的なゴールドカードの特典でもある、国内線の空港ラウンジや、海外旅行傷害保険なども付帯しており、社員の出張もサポートできますし、年会費は経費となりますので、ランクの高いカードを申し込むのがおすすめです。

会社の規模で区別されることが多い

結論から言うと、コーポレートカード・法人カード・ビジネスカードに明確な定義はありません。

定義がないためカード会社や情報サイトによっても異なりますが、一般的に、「法人カード」は法人・個人事業主向けのクレジットカードの総称として用いられることが多いです。

そして、法人カードの種類として「コーポレートカード」や「ビジネスカード」があるイメージです。コーポレートカードとビジネスカードは主に会社の規模で使い分けられていて、主要なカード会社では、前者は社員数が多い大企業向け後者は中小企業や個人事業主向けとなっています。

また、ビジネスカードの中には個人で申込めるものもありますが、コーポレートカードは企業単位なので原則的に個人では申込めません。

機能・サービス面での違いはほとんどない

コーポレートカードやビジネスカードは、法人向けクレジットカード(法人カード)としての機能やサービス面についてはほとんど違いがありません。

前述のとおり、コーポレートカードやビジネスカードは会社の規模で使い分けられることはあるため、申込資格や申込に必要な書類などが便宜上異なることはあるでしょう。とはいえ、法人カードとしての基本性能は同じなので、あまり難しく考える必要はありません。

アメックスや三井住友カードといった主要なカード会社では、コーポレートカードとビジネスカードが両方用意されていますが、どちらも必要経費や出張費の決済などに利用できます。

ここまで、前提として知っておきたいコーポレートカードの定義について確認しました。次章ではコーポレートカードのメリットと注意点をチェックしていきましょう。

コーポレートカード導入によって得られる4つのメリットと注意点

コーポレートカードは業務効率化や経費削減につながる魅力的なビジネスツールです。この章では、特にうれしい4つのメリットと注意点について解説します。

メリット1.仮払い・立替払いの手間が省ける

コーポレートカードを導入すると、社員が仮払いや立替払いをする必要がなくなり、経費精算の手間も省けます

現金決済のみだと、出張や接待などの際に社員が立替払いをし、あとで社内精算処理を行う必要があります。また、経理部門では各部門・各社員から申請された精算内容について、1件ごとに領収書との突き合わせ作業や計上処理などが発生します。

社員の申請にミスがあれば、その度に経理担当者が確認・訂正のやり取りもしなくてはならず、規模の大きい会社だとかなりの手間と時間を要します。

その点、コーポレートカードを導入してクレジット決済にすれば、立替払いが不要になりますし、経理担当者の事務処理の手間も大幅に削減できるようになります。

メリット2.決済を集約でき利用状況を把握しやすい

社員ごとに行っていた決済を集約することができ、なおかつ利用状況が把握しやすいというのもコーポレートカードの大きな魅力です。

コーポレートカードを利用すると、カード会社から利用履歴のデータがまとめて送られてくるため、いつ・どこで・誰が・いくら使ったかが一目瞭然になります。現金決済だと領収書と申請内容をいちいち照合する必要がありますが、クレジット決済であれば利用データを確認するだけでOKです。

また、各社員のコーポレートカード利用分は指定口座から一括で引き落とされるので、現金決済のように社員ごとの口座に振込む必要も無くなります。

このように経費処理の手間を軽減できるだけではなく、精算漏れや領収書の紛失などのトラブルも回避できるため、経費管理の健全化にもつながります。

メリット3.振込手数料を削減できる

事務用品などの購入・支払いにコーポレートカードを利用するようになれば、振込手数料を削減することができます。

コーポレートカードなどの法人カードを導入していない場合、取引先から商品・サービスを提供されると請求書に基づいて代金を振込むことになり、その際に銀行の振込手数料が発生します。1件あたりの振込手数料は少額だとしても、取引数が多ければまとまった金額に膨れ上がってしまいます。

その点、コーポレートカードであれば指定口座から一括して引き落とされるため、振込手数料もかからず大幅な経費削減に貢献します

メリット4.ポイントを利用すれば経費削減につながる

コーポレートカードの利用によって付与されるポイントを活用すれば、経費削減効果も期待できます。

すべてのコーポレートカードにポイント制度があるわけではありませんが、中には利用額に応じてポイントが付与され、ある程度貯めるとさまざまな商品やギフト券などに交換できるカードも存在します。

事務用品など仕事に役立つ商品と交換すればその分の経費を抑えられますし、マイルに交換できるコーポレートカードであれば出張費の削減にもつなげられます。ポイント制度以外にも、コーポレートカードには旅行傷害保険や宿泊施設の優待サービスなども付帯しているため、各社員が活用すればさらに効果的です。

要注意!年会費設定はカードの種類・グレードによって異なる

コーポレートカードを導入すると色々なメリットが得られますが、年会費設定はカードの種類やグレードによって異なるため注意が必要です。

コーポレートカードの年会費設定は主に以下の3パターンあります。

  •  年会費は1枚単位で、複数枚追加することはできない
  •  複数枚発行可能で、2人目以降は1人目より安い年会費が設定されている
  •  個人年会費は無料で、企業年会費だけで複数枚発行できる

複数の社員用に追加カードを発行できないカードでも、発行枚数によって年会費が変動する場合があります。また、2人目以降は安くても、発行枚数に上限が設けられている場合も

コーポレートカードへの入会を検討する際は、必要枚数に対して年会費がいくらになるのかをあらかじめ確認しましょう。

コーポレートカードのメリットと注意点を確認したところで、次章ではコーポレートカードでぜひ利用したい空港ラウンジサービスについて解説します。

出張が快適に!コーポレートカードに欲しい空港ラウンジサービス

コーポレートカードにはビジネスに役立つサービス・特典が付帯していますが、出張や現地視察に行く機会が多い会社であれば空港ラウンジサービスはぜひ欲しいところです。

空港ラウンジサービスとは、国内外の所定の空港ラウンジを無料で利用できる会員限定の特典です。基本的に対象のクレジットカードと航空券を提示すれば利用できるので、特別な手続きなども不要です。

業務の効率化や経費削減効果など前述したメリットに加えて、空港ラウンジサービスが付帯していれば、さらに使い勝手がよく出張も快適になります。空港ラウンジサービスにはどのような特徴があるのかを確認し、自社に必要かどうか改めて検討しましょう。

搭乗前に落ち着いた空間でゆっくり過ごせる

空港ラウンジサービスを利用すれば、飛行機の搭乗前にロビーの喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごすことができます。

ラウンジの広く落ち着いた空間には座り心地のよいソファやテーブルがしつらえられていて、無料でコーヒーやソフトドリンクを飲むことができます。会員専用の空港ラウンジは不特定多数の人が利用できる場所ではないため、出張前のひと時を静かに過ごすのに最適です。

利用できる空港ラウンジはカードによって異なりますが、中にはさらに豪華なVIPラウンジが利用可能なコーポレートカードもあります。

Wi-Fiが使えて仕事もはかどる

ほとんどの空港ラウンジは無料でWi-Fiを利用することもできるため、出張前の仕事もはかどります。

出張や現地視察に行く前は、取引先とのメールやインターネットで情報収集などをすることがあるでしょう。そんなときでも、インターネット環境が整っている空港ラウンジを利用すればスムーズです。

また、大勢の人が行き交うロビーだと落ち着いてメールなどをしにくいですし、機密情報が人目に触れてしまうリスクもありますが、静かな空港ラウンジなら人目を気にすることなく仕事に集中できます。

新聞・雑誌の他、ファックスやコピー機も利用可能なところが多いので、ビジネスパーソンにはうってつけ。備え付けの電源でスマホなどの充電を済ますことも可能です。

最後の章では、空港ラウンジが利用できる使いやすいコーポレートカードを4枚ご紹介します。

空港ラウンジが使えるおすすめコーポレートカード4選

空港ラウンジが利用できる上、利便性にも優れたコーポレートカードは下記4枚です。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・コーポレート・カード

アメックスのゴールド・コーポレート・カードはステータス性の高さはもちろん、以下のような利便性の高いサービスが付帯しているため特におすすめです。

  •  最高5,000万円まで補償される国内・海外旅行傷害保険が付帯
  •  海外での病気やケガなどトラブルに見舞われたときに、日本語で24時間365日対応してもらえる「オーバーシーズ・アシスト」
  •  海外出張への出発・帰国時にスーツケース1個を配送してくれる手荷物無料宅配サービス
  •  国内外100万カ所以上のスポットで無制限で利用可能な無料Wi-Fi接続サービス

さまざまな商品やマイルに交換できるポイントプログラムも用意されているので、しっかり活用すれば経費削減にもつながります。

VIPラウンジが利用できるプライオリティ・パスも付帯

一般的な空港ラウンジサービスに加えて、世界中のVIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」が付帯しているところは特筆すべき特徴です。

プライオリティ・パスは国内外1,200カ所以上のワンランク上の空港VIPラウンジが利用できる登録制サービスです。アメックス・ゴールド・コーポレート・カードを持っていると、通常99米ドルの年会費が無料になり、しかも1回32米ドルの利用料が年間2回まで無料になります。

プラオリティ・パスが付帯しているコーポレートカードは希少なので、海外出張が多い場合はぜひ選択肢に加えましょう。頻繁に利用すれば、1枚あたりのカード年会費22,000円(税別)も安く感じられるはずです。

三井住友コーポレートカード(ゴールド)

三井住友コーポレートカード(ゴールド)は利用者20名以上というのが目安です。年会費は1人目が10,000円(税別)、2人目以降は1枚あたり2,000円(税別)となっていて、以下のような特徴があります。

  •  カードの利用データを会社全体・部署別・使用者別に分けて提供してもらえる
  •  ホテルや航空機の予約・手配をしてくれる「エアライン&ホテルデスク」
  •  事務用品やレンタル会議室などが優待価格で利用できる「Visaビジネスオファー」
  •  利用枠は会社全体の総利用枠の他、カード使用者ごとに設定することができる

空港ラウンジサービスでは、国内主要空港のラウンジが無料で利用できます。

ダイナースクラブコーポレートカード

アメックスと並ぶステータス性の高さで知られるダイナースクラブのコーポレートカードもおすすめです。

  •  最高5,000万円まで補償される国内・海外旅行傷害保険が付帯
  •  有名レストランのコース料理が1名分無料になる「エグゼクティブ・プラン」
  •  予約困難な有名料亭などの予約を代行してくれる「料亭プラン」
  •  有効期限のないポイントプログラム(100円につき1ポイント)

年会費は1枚につき12,000円(税別)で、接待にも便利なサービスが充実しているのが特徴です。空港ラウンジサービスは国内の主要空港ラウンジの他、海外のダイナースクラブ提携ラウンジを利用できます。

UCコーポレートカード(ゴールド)

UCコーポレートカードはクレディセゾンが発行していて、VISAまたはMastercardから選ぶことができます。

  •  最高5,000万円までの国内・海外旅行傷害保険が自動付帯
  •  年間300万円のショッピング補償保険が付帯
  •  ETCカードを最大99枚まで無料で追加可能
  •  国内外の宿泊施設や育児サービスなどの優待割引サービスが豊富な「UC福利厚生サービス」

空港ラウンジサービスは国内の主要空港ラウンジとハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港が利用可能です。なお、年会費は用途や利用条件に応じて個別に設定されます。

まとめ

この記事のポイントをおさらいしましょう。

  1. コーポレートカードは社員数が多い会社向けの法人カードで、ビジネスカードと基本機能は同じ
  2. コーポレートカードを導入すると仮払いや経費処理の手間が省け、利用状況を管理しやすくなる
  3. ポイントやサービスを活用すれば経費削減にもつながる
  4. 出張が多い場合は空港ラウンジサービスが付帯したカードがおすすめ

コーポレートカードを導入すれば、業務の効率性や経費削減の効果がアップします。また、空港ラウンジサービスが付帯していれば出張がかなり快適になるため、ご紹介したカードは要チェックです。

自社に最適なコーポレートカードを選んで、会社のスマートな経費管理や仕事の効率化に役立てましょう。

女性 クレジットカード オフィス

2019.07.10

【コーポレートカードとは】法人カードとどう違う?メリット・デメリットとおすすめのコーポレートカードを厳選紹介

会社で経理業務を担当している人や経営者であれば、経費支払いの処理を面倒に感じた経験が少なからずあると思います。支払いをクレジットカードにすれば支払いの回数は軽減されます。そんな大きな会社の経理担当者や経営者なら、クレジットカードを使って、経理の支払い業務を効率化させたいとお考えではありませんか。また、自社がコーポレートカードの他のメリットや、おすすめのカードを知りたくありませんか。今回の記事では、コーポレートカードの特徴や一般的な法人カードとの違いなどについて詳しく紹介していきます。記事を読むことで、コーポレートカードの特徴と自社に合うコーポレートカードを理解し、導入を検討できるようになります。

監修者紹介/クレジットカード専門家 菊地崇仁
監修者 クレジットカード専門家 菊地菊地崇仁

三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 57枚のクレジットカードを保有し、約120万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。

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