法人カードの審査で個人信用情報は利用される!それでもカードを発行するには

法人カード審査

「法人カードを作りたいけれど、審査に通るか不安…」

法人カードを作成するときは、どのような審査が行われるのか、そして審査に通るかどうかが心配になっていませんか?

名義が個人か法人であるかにかかわらず、法人カードの審査には必ず代表者の個人信用情報が利用されます。そのため法人カードを作る前に自分の個人信用情報の状態を把握しておくことが、法人カードの審査通過を目指すためには重要です。

この記事では、法人カードで審査される個人信用情報とは何かを理解し、自分の個人信用情報を知る手段について解説します。個人信用情報の状態や事業の状況によって、法人カードの審査に通過しやすくする手段や、独自審査で審査通過の可能性がある法人カードもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

法人カード発行の審査では代表者の個人信用情報が利用される

マルバツと一万円紙幣

法人用のクレジットカード(以降法人カード)発行の審査では、契約者である会社の代表者個人の信用情報がチェックされます。

一般的に、法人カード審査は個人カードに比べて厳しく、通説として「設立3年以上でなおかつ黒字決算2期連続」であることが求められると言われています。現在の経営状況がかなり良い場合は審査を通過しやすくなりますが、代表者の個人信用情報は重要な審査ポイントであることに変わりはありません。

会社関連の書類提出が不要な法人カードの場合は、代表者の個人信用情報のみで審査するため、さらに個人信用情報の重みが増します。代表者が自分の個人信用情報の状況を把握しないまま法人カードを申し込むと審査落ちしてしまうかもしれません。

クレジットカードの申し込みで審査落ちしたことは個人信用情報機関に半年間登録されます。一度審査落ちしてしまうと以後半年間、クレジットカードの申し込み自体が厳しくなります。そのような事態に陥らないためにも、まずは個人信用情報とはどのような情報か、そして自分の個人信用情報は現在どのような状態かを把握しましょう。

個人信用情報機関の情報保持期間の一覧 

クレジットカードの審査で参照される個人信用情報機関は、国内に3機関あります。それぞれの機関が記録している情報の種類と期間について一覧表にしましたのでご確認ください。

個人信用情報に掲載される異動情報 CIC
指定信用情報機関
JICC
株式会社日本信用情報機構
KSC
全国銀行個人信用情報センター
入金状況 2年 1年 2年
61日以上延滞 5年 1年 5年
3か月以上連続延滞 5年 5年 5年
任意整理 記載なし
ただし、保証会社による保証履行(=代位弁済)が行われた場合は5年
5年 5年
個人再生 5年 5年 10年
自己破産 7年 5年 10年
強制解約 記載なし 5年 5年
代位弁済 5年 5年 5年

入金状況は2年間記録され、細かな入金の記録が残ります。入金状況がすべて「正常に支払った」という状態でなおかつ異動情報もない状態が、良好な個人信用情報(クレジットヒストリー)です。

個人信用情報機関から自分の情報を取り寄せて確認

現在、自分の個人信用情報がどのような状況かは、各個人信用情報機関に開示請求して、自分の情報を取り寄せることで確認できます。各機関の申し込み先は以下の通りです。

【CIC 指定信用情報機関】https://www.cic.co.jp/mydata/index.html
【JICC 株式会社日本信用情報機構】https://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/index.html
【KSC 全国銀行個人信用情報センター】https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/index.html#contents1

個人信用情報の開示請求には、いずれも1,000円程度の費用がかかります。法人カードを申し込む前には、確認のため必ず3機関から自分の個人信用情報を取り寄せ、どのような情報が残っているのかを確認しましょう。

ここまで、法人カードの審査で参照される個人信用情報について解説しました。次に、個人信用情報の状態と現在の経営状況などの条件別に、法人カード発行時の審査に通過しやすくする方法について説明します。

法人カード発行時の審査に通過しやすくする方法

丸と一万円札

法人カード発行時の審査に通過しやすくする方法を、以下の条件別に解説します。

  • 個人信用情報の情報に問題はなかったが開業間もない場合
  • 延滞情報が残っていた場合
  • 金融事故が個人信用情報に残っている場合

自分に当てはまる条件に応じ、法人カードの審査を通過できるように対策しましょう。

個人信用情報の情報に問題はなかったが開業間もない場合

個人信用情報に問題がない場合、法人カードの審査を通過する条件の1つをクリアした状態です。この条件を満たす場合、法人カードを発行できる可能性は大いにあります。この場合は、法人カードを申し込むクレジットカード会社選びが重要です。

独自審査の法人カードに申し込む

法人カード発行の可能性を高める方法は、開業間もない個人事業主でもOKと公式サイトに記載があるような独自審査の法人カードに申し込むことです。

開業間もない状態で会社の実績を示せない場合、経営状況を重視する法人カードに申し込むと審査落ちする可能性が高くなります。会社の経営状況に関する書類の提出が不要で、代表者個人の情報のみ必要とされる法人カードの中から条件に合致する法人カードを選んで申し込みを進めましょう。

アメリカン・エキスプレスのビジネスカードは独自審査

法人カードを検討する際、多くの方が候補に挙げるアメリカン・エキスプレスのビジネスカードは独自審査を行っており、開業間もない個人事業主や法人にも発行しやすくおすすめです。入会キャンペーンを行っている場合もあるため、そのタイミングに合わせて申し込めば、さらに審査を通過する可能性は高まります。

個人信用情報に問題がないことが確認できた開業間もない方は、申し込んでみてはいかがでしょうか。アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードにはゴールドカードと一般カードがありますが、出張などが多い事業の方にはゴールドカードがおすすめです。

入金状況に延滞情報が残っていた場合

取り寄せた個人信用情報の入金状況中に延滞情報が残っていた場合は、クレジットカードの発行自体が厳しくなります。では、法人カードを発行するにはどうすればいいでしょうか。

入金状況がクリアされるまで最大2年間待ってから法人カードに申し込む

入金状況の記録は2年間残ります。つまり、最大2年間待つことで法人カードを申し込めるようになります。それまでは、現在持っているクレジットカードのクレヒス(クレジットヒストリー)を確実に積み上げて、良好な状態を保ちましょう。個人信用情報がクリアされてから法人カードを申し込めば、審査に通過する可能性はかなり高まります。

異動情報が個人信用情報に残っている場合

いったん異動情報が記録されると、その内容によって5~10年という長期にわたり、個人信用情報に残り続けます

法人カードを発行できるようになるまで5年以上待ち続けるのは現実的ではありません。この場合は、以下の方法を検討することをおすすめします。

  • 法人の代表者を個人信用情報に問題のない親族にする
  • 法人デビットカードを利用する

以下で詳しく説明します。

法人の代表者を個人信用情報に問題のない親族にする

法人の代表者を個人信用情報に問題のない配偶者やその他の親族にして法人カードを発行する方法も、確実に法人カードを手にするひとつの方法です。このとき、クレジットカードだけではなく、親族の名義で銀行口座を作り、引き落とし先の口座として登録する必要があります

一緒に事業を行っている親族がベストです。しかしそうでない場合は、事情を説明して銀行口座の作成から法人カードの申し込み、法人カードを使うときの許可などをお願いすることになります。

法人デビットカードを利用

法人カードが作れないなら、法人デビットカードを利用するという方法もあります。法人カードと同じ利便性がありますが、即時決済のため銀行口座にある程度の資金が必要です。ある程度手元に現金があるなら、法人デビットカードを使って事業を回していく方向で考えましょう。

デビットカード利用だけでは信用情報を築けない点に注意

ただし、デビットカードを利用するだけでは、良いクレヒスは積めません。個人信用情報には何も残らないため、個人信用情報の事故情報が消えた後は、「スーパーホワイト」と呼ばれる状態になってしまいます。

スーパーホワイトとは、ある程度の年齢で個人信用情報が全くない状態のことです。この状態だと、金融事故の経験があるのではないかと疑われやすく、審査を通過しにくいと言われています。

法人デビットカードを使い続けて個人信用情報がきれいになったから大丈夫だろう、と法人カードを申し込んでも、何も対策していなければ審査落ちする可能性があることは念頭に置いておきましょう。

ETCカードもクレジットカードなしで作れる

ETCカードを作るのに一番簡単な方法は法人カードで追加カードとして作成することです。ただ、クレジットカードを作らなくても作成できるETCカードも存在します。

ETC協同組合が発行する「ETC法人カード」は、デポジットとして1万円を支払うことでETC割引が受けられるようになるカードです。デポジットが必要で、発行までに手間はかかりますが、クレジットカードが発行できない個人事業主や法人にとっては、とても助かるのではないでしょうか。

個人信用情報の状態や事業の状況によって最適な法人カードの発行方法について解説しました。次に、実際に法人カードを申し込む際、少しでも審査を通過しやすくするポイントについて説明します。

法人カード申し込み時に少しでも審査通過しやすくするポイント

スマホを見つめる ビジネスマン女性

法人カードを申し込む前に知っておきたいポイントは以下の通りです。

  • キャンペーンを開催している法人カードに申し込んでみる
  • 審査落ちしたら半年経過するまで待ってから申し込む

これらのポイントについて、以降で詳しく説明します。

キャンペーンを開催している法人カードに申し込んでみる

法人カードは、時折入会キャンペーンを開催しています。キャンペーン時は、若干審査に通過しやすい可能性がありますので、お目当ての法人カードがある場合は、キャンペーンを待ってから申し込んでみましょう。

審査落ちしたら半年経過するまで待ってから申し込む

すでにほかのクレジットカードを申し込んで審査落ちしている場合は、審査落ちしてから半年間は期間を空ける必要があります。クレジットカードに申し込んで審査落ちした場合、個人信用情報にその情報が半年間残るためです。半年間待てばその情報は消えますので、改めて法人カードの申し込みをしてみてください。

法人カードの申し込み時に注意することについて解説しました。これらの注意事項を把握した上で、自分に最適な法人カードを選びましょう。次に、独自審査で審査通過の可能性があるおすすめの法人カードを紹介します。

独自審査で審査通過の可能性がある法人カード3選

カードと硬貨と紙幣

個人信用情報には問題がなかったけれど、法人カードの審査に通過するかどうか不安だという方に、独自審査で審査通過の可能性がある法人カードを3種類紹介します。

それぞれの特徴について解説しますので、自分に合う一枚を選んでください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード

数ある法人カードのゴールドカードの中でも、ステータスが高いと言われているカードが「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード」(以降アメックスビジネスゴールド)です。

独自審査が特徴で、開業間もない個人事業主や法人でも比較的スムーズにカードが発行されると言われています。アメックスビジネスゴールドの特徴は以下の4点です。

  • 高いステータス性
  • 手厚い付帯保険や空港ラウンジサービス
  • ビジネスカード専用の仕事に役立つ豊富なサービス
  • 専用プログラムの加入でポイント還元率最大1.1%

年会費は31,000円(税別)かかるため、敷居が高い印象を受けますが、各種サービスが充実しているため、上手に使うことで年会費以上の価値がある法人カードです。

アメックスビジネスゴールドは、海外出張にメリットの多い付加サービスが魅力です。病気やケガで旅行に行けなくなった場合のチケット代を補償する「キャンセル・プロテクション」や、国内で飛行機が遅れた場合の「国内航空機遅延費用」などはアメックスビジネスゴールド以上のランクに提供される特典です。

また、法人カードとしてはかなり高いポイント還元率にも注目です。毎年2,000円(税別)のメンバーシップ・リワードに加入することで、最高1.1%ものポイント還元率になります。

事業経費を支払っているうちに、たくさんのポイントがたまり、支払いに充当することで大きな経費節減につながります。

アメックスビジネスゴールドは、入会キャンペーンも不定期に行っていますので、定期的に公式サイトを確認し、入会のタイミングを見計らうことをおすすめします。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 31,000円(税別) 0.3~1.0% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
2~3週間程度 審査基準による 500円(税別)
今がチャンス!お得な入会特典
新規入会後にカード利用で30,000ptプレゼント!

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

年会費があまり高いとつらい、という場合には、アメックスビジネスカード(一般カード)を検討しましょう。年会費が無料にもかかわらず、付帯保険やビジネスサービスなどの手厚さに加え、ポイント還元率の高さはゴールドと同様です。会社の経費が多いのなら、年会費分は十分元が取れるほどポイントがもらえます。

アメックスビジネスカードは、年会費をかけずに豊富な付帯サービスを利用したい方におすすめです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

国際ブランド

アメリカン・エキスプレス

対応電子マネー

QUICPay(クイックペイ)
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 12,000円(税別) 0.3~1.0% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
2~3週間程度 審査基準による 500円(税別)

ライフカードビジネスライト(スタンダード)

ライフカードビジネスシリーズは、開業間もない個人事業主やフリーランスでも申し込み可能な法人カードです。このシリーズにはスタンダードとゴールドの2種類がありますが、年会費無料のスタンダードをおすすめします。

ライフカードビジネスライト(スタンダード)の特徴は以下の通りです。

  • 年会費無料で法人カードが持てる
  • 審査書類は本人確認書類のみ
  • 最短4営業日で発行可能
  • ポイントや付帯保険、空港ラウンジサービスは無し

年会費無料で審査を通過しやすい代わりに、ポイントや付帯保険などはつかず、会社の経費支払いに特化した法人カードです。他の法人カードでは審査通過が難しいのではと悩んでいるなら、ライフカードビジネスライトに申し込んでみてはいかがでしょうか。

ライフカードビジネスライトが発行できたらクレヒスを積み、ゴールドカードに切り替えたり、他社の法人カード切り替えに挑戦することもできます。

ライフカード「ビジネスライト」

国際ブランド

VISA MasterCard JCB

対応電子マネー

  • ETC
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 無料
発行スピード 限度額 マイレージ
還元率(最大)
ETC年会費
最短4営業日発行 10~200万円 無料

まとめ

法人カードの審査で利用される個人信用情報について説明しました。自分の個人信用情報をまずは取り寄せて、その内容と会社の経営状況に応じて、最適な方法で法人カードを申し込むようにしましょう。

個人信用情報に何らかの情報が掲載されている場合は、すぐに法人カードを申し込むことは避け、自分の状況に応じた適切な対応を取ることをおすすめします。独自審査でおすすめの法人カードも紹介していますので、ぜひ申し込みの参考にしてください。

机に書類とパソコンがおいてある

2020.07.09

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クレジットカードに「法人カード」があることは知っているけれど、どのようなものなのか知らないという人も多いのではないでしょうか。法人カードは個人用とは異なり、会社や法人に対して発行されるビジネス用のクレジットカードです。役員や社員などにもそれぞれ1枚ずつ配布することが可能。経費の口座を一本化できるので現金でのやり取りが減り、ミスや複雑な経費処理を削減できるところがメリット。会社としての、作業効率をアップさせてくれます。今回は、そんな法人カードを発行するときの審査基準や審査に必要な書類、そして作成できる法人カードの種類や法人カードを利用するメリットをまとめてご紹介します。法人カードの導入を検討している方や法人カードを利用することでメリットが得たいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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