経営者にとって重要な知識とは?法人カードでリスク回避

経営をしていくうえでは、知っておくべき知識がいくつかあります。経営者として「知らなかった」では済まされません。
そこで今回は、万が一の事態が発生したときの対処法も含めて、経営者には欠かせない知識を紹介します。
- 経営の基礎知識
- 経営を成功させるための知識
- 経営リスク
上記の内容について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
経営を成功させるためには、リスクに関する知識は必要不可欠です。また、経営者には欠かせないおすすめの法人カードもご紹介しますので、効率的な経営を目指している方も参考にしていただければと思います。
経営の基礎知識3つ
経営には、最低限覚えておくべき知識が3つあります。
- 労務
- 法務
- 会計
それぞれ詳しく見ていきましょう。
労務
労務とは労働環境を意味します。社長がひとりで経営する場合は別ですが、従業員を雇うなら、気持ちよく働ける環境を整えなければいけません。
正社員はもちろん、パートやアルバイトも労務管理に問題があれば離職率が高くなり、運営が安定しなくなってしまいます。従業員の士気が下がれば、サービスの質の低下も招きます。場合によっては、売り上げの減少という最悪の結果につながるので、労務管理は大変重要です。
法務
取引先や顧客などに対するトラブルだけではなく、会社の経営を順調に進めるためにも、法律の知識は重要です。
経営者は消費者とは立場が全く異なります。「そんな法律は知らなかった」「気がつかなかった」などの言い訳は通用しないのです。業種によっては、気づかないうちに法に違反している可能性さえあります。
下記のような業種や取り扱う商品は、とくに法律の知識が欠かせません。
- 化粧品、サプリの販売など:薬機法
- 飲食など:食品衛生法
- 中古品販売:古物営業法
また、業種を問わず、下記については学んでおく必要があるでしょう。
- 個人情報保護法
- 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
法律に関してわからないことがあった場合は、専門家や監督官庁に問い合わせるなどしてください。なお、経営者は労働基準法に基づいた労働環境を整えなければいけないので、法務は労務管理にも密接な関係があります。
会計
経営において会計は大変重要です。どんぶり勘定では、着実に利益をあげることができません。最低でも、決算書やキャッシュフロー計算書は読めるようにしておきましょう。
ただし、会計の数値が良かったとしても、労務と法務を理解できていなければトラブルの原因になります。本章で紹介した3つの知識は個別に理解するのではなく、それぞれの関連性も含めて把握しておきましょう。
次の章では、経営を成功させるための知識について解説します。
経営を成功させるための知識
この章では、経営を成功させるために最低限覚えておきたい知識を紹介します。「知らなかった」では済まされない知識ばかりを取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
業界の動向
ビジネスで成功し続けるためには、競合他社の動向や成功している会社のビジネスモデルなどを常にチェックしなければいけません。成功事例だけではなく、失敗事例についても学んでおきましょう。成功している企業の真似をするのはなかなか難しいですが、失敗事例と同様のミスを防ぐのは、それほど難しくありません。
なお、調査時には数字だけを見るのではなく、実際に店舗を訪れたりセミナーに参加したりするなどしながら、一次情報に触れてみてください。
マーケティング
マーケティングとは、主に下記を指します。
- どのような人に
- 何を
- どうやって知ってもらい
- いくらで
- どのように売るか
どんなに優れた製品でも、それを広く知ってもらえなければ売上に結びつきません。優れた製品を作ることと販売戦略を立てて利益を得ることは全く別の仕事です。
マーケティングに必要な業務を見ていきましょう。
- 「リサーチ」 一般的にマーケティングリサーチと呼ばれます。将来的なトレンド予測や消費者の動向、市場調査などが含まれます。
- 「製品、価格」 予測を基にニーズに適した製品を作り、価格の調整を行います。
- 「プロモーション」 商品を広く知ってもらうための業務です。webサイトやメールなどによる宣伝を行います。
- 「流通」 顧客まで商品を届ける手段です。
- 「諸活動」 顧客の状況を把握して販売環境などを改善していきます。
最近では、マーケティングをサポートするさまざまなツールも登場しています。いずれにしても、商品の開発から流通まで、すべての流れを把握して、良い商品を広く知ってもらうことが大切です。
次の章では、万が一の事態に備えるためのリスクマネジメントについて解説します。
おすすめの資格と経営リスクを回避できる法人カード
経営では、リスクを回避するための「リスクマネジメント」も重要です。地震や災害などのリスクはもちろん、製造物への異物混入や機密漏洩など、数多くのリスクを抱えることになります。「自社は大丈夫」などと思っていると、万が一の事態が発生した場合に、再起不能のダメージを受けて倒産してしまう可能性もあります。
最近では、顧客の個人情報漏洩も発生しています。このようなリスクは経営者だけではなく、従業員に対する認識の徹底も重要です。
ただし、どんなにリスクを徹底していても、回避できない問題は生じます。そのため、問題が発生した場合の対処法も含めた対応策を練っておきましょう。
経営者が持っていたい資格
資格がなくても経営はできますが、経営状況やお金の流れを把握するために知識を増やすことは大切です。この章では、リスクの回避にも役立つ経営者が持っていたい資格を紹介します。
中小企業診断士
中小企業の経営診断や助言ができる専門家です。この資格があれば、経営の総合的な知識を得ることができます。
資格がなくても専門家を雇えば補えますが、人件費がかかるうえに、経営者本人による最終的な判断ができなくなる可能性があります。重要な判断を下すためにも、経営者本人が持っていたい資格です。
日商簿記検定
お金の動きを管理する知識が身につく資格です。1級から3級までありますが、経営者は2級を取得しておけば十分でしょう。簿記の知識があれば正確なキャッシュフローの理解ができるだけではなく、会計ソフトなどへの入力作業も自分で行なうことができます。人件費削減にも大いに役立つでしょう。
事務会計のすべてを人にまかせてしまうと、お金の流れを把握されて悪用されるリスクが生じます。とくに、起業直後はなかなか信頼できる人材が確保できないこともあるので、経営者本人が簿記の勉強をしておいても損はありません。
法人カードでリスク回避
資格と合わせて、経営者の必需品ともいえるアイテムが法人カードです。現金決済の場合、現金の用意ができなければ、その時点ですべての取引が終了してしまいます。大手企業でも経営は不安定になりがちです。「あと少し時間的な猶予があれば」というケースも少なくありません。
そんなときに法人カードがあると、支払いを最大で約2か月先延ばしにできます。現金を手元に残すこともできるので、キャッシュフローの改善にもつながります。分割払いやリボ払いに対応している法人カードや、キャッシングができる法人カードもあるので、資金繰り数厳しいときには間違いなく役立つはずです。資金不足という最大のリスクを回避するためにも、法人カードの作成は欠かせません。
次の章では、経営者におすすめしたい法人カードを5枚ご紹介します。
経営者におすすめの法人カード5選
ここからは、経営者がビジネスで活用できるおすすめの法人カードを5枚紹介します。それぞれに特典やスペックが異なるので、各カードをよく比較しながら、自社の経営に最適な1枚を選んでくださいね。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
海外でのビジネスが多い方には必須ともいえる法人カードです。海外渡航の際には各種保険への加入が欠かせませんが、本カードには最高で1億円の海外旅行傷害保険が付帯しています。
空港から自宅までの無料荷物宅配サービスや、空港ラウンジの無料利用など、快適な空の旅をサポートする特典も豊富です。経費の支払いで貯めたポイントは、高レートでANAマイルに移行することもできます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 31,900円(税込) | 0.75% | メンバーシップリワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
2~3週間程度 | 300万円を限度に個別に設定 | 0.90% | 無料 |
- 当サイトからの申込みで初年度年会費無料!
- 国内外の空港VIPラウンジを利用可能
- 最高1億円の海外傷害保険
- 会員様限定のご優待、手厚い保険サポート
- 世界が認めるゴールドカード
利用限度額には一律の制限がなく、個別審査で決定されるのも特徴です。信用や実績次第では1,000万円を超える限度額も設定されるため、高額決済が多い経営者でもフル活用できるでしょう。
三井住友ビジネスカード for Owners(ゴールド)
起業直後でも作りやすい、ゴールド法人カードです。決算書や登記簿謄本を提出しなくても申し込みができます。分割払いやリボ払いにも対応。さらに、最大50万円のキャッシングリボ機能も付いています。
ゴールドランクなので、国内主要空港のラウンジを無料で利用できます。最高5,000万円の国内外旅行傷害保険や300万円の最高限度額など、さまざまなビジネスシーンで活用できる高いスペックも魅力です。
また、iDやWAON、Apple Pay、PiTaPaなど、多彩な電子マネーに対応しているので、少額の経費でもスムーズに支払えます。日常的に経費決済をしている経営者には欠かせない1枚といえるでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレスカード
プラチナランクならではの高いステータス性と充実の付帯サービスが特徴です。時間を問わず365日利用できるコンシェルジュサービス(※)や、ワンランク上の豪華な空港ラウンジを無料で使えるプライオリティー・パスなど、質の高い特典が経営者をサポートします。国内5,000万円、海外は最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯しているのも見逃せないポイントです。
※「カードのご利用に関するお問い合わせ」のみ9:00~21:00の対応となります。
国内の利用で還元率0.5%、海外利用なら1.0%の還元率で永久不滅ポイントが貯まります。貯めたポイントはギフト券やマイルなど、多彩な商品への交換が可能です。
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
22,000円(税込) | 22,000円(税込) | 0.5~1.0% | 永久不滅ポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
最短3営業日 | 100万円~1,000万円 | 1.125% | 無料 |
- 事務用品、レンタカー、宅配サービスなど、さまざまな業種の経費支払いを「優待価格」で
- 一流ホテルをはじめ、ダイニング、スパ、ショッピングのプラチナ会員限定サービスがあり
- 条件クリアで次年度の年会費を11,000円(税込)で利用可能
- 追加カードが本会員とほぼ同条件のサービスを受けられる
- 法人向け顧問弁護士サービス、クラウド型会計ソフト、クラウド型経費精算サービスのご優待
- 上質の空港関連サービスを受けながら最大1.125%でマイレージを貯められる
年会費は22,000円(税込)とプラチナランクにしてはリーズナブル。さらに、年間の利用額が200万円を超えれば、翌年の年会費が半額になります。なお、ETCカードは年会費、発行手数料ともに無料なので、社用車が多い経営者の方は大幅な経費削減ができるでしょう。
ダイナースクラブ ビジネスカード
ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも活用できるステータス性の高い法人カードです。名門ゴルフ場の予約やプライベートレッスンの優待もあるので、オフでもカードをフル活用できるでしょう。ワンランク上のレストランや高級料亭の手配も依頼できます。
利用限度額に上限がないので、高額決済にも利用可能。年会費は29,700円(税込)と高めですが、追加カードやETCカードの発行手数料が無料なので、コスパに優れた法人カードといえます。
ステータス性の高いカードにもかかわらず、一括払いのほか、ボーナス払いとリボ払いにも対応。さらに、キャッシングやカードローンも利用できるので、多方面から経営者を手厚くサポートしてくれるはずです。
JCB法人カード
1,375円(税込)という格安の年会費を実現している維持しやすい法人カードです。追加カードも年会費も1,375円(税込)で利用できます。利用データは会計ソフトに取り込めるので、業務の効率化を考えている経営者にもおすすめです。
ポイント還元率は0.5%と一般的ですが、アマゾンや出光昭和シェル、セブンイレブンなどの優待店で利用するだけでポイントが倍付けになります。貯めたポイントは他社ポイントや航空各社のマイルなどに交換できるので、経費削減にも役立つでしょう。
格安の年会費ながら、最高100万円の利用限度額や、最高3,000万円の国内外旅行傷害保険など、法人カードとしてのスペックも充実。ETCカードやQUICPayの追加発行も可能です。
まとめ
今回の記事では、経営者が知っておくべき知識について解説しました。経営の基本だけではなく、成功させるための知識や、万が一の事態が発生したときの対処法など、覚えておかなければならない知識はたくさんあります。
しかし、豊富な知識は、それだけでも経営の武器になるのです。今回ご紹介した知識とおすすめの法人カードを活用して、ワンランク上の経営を実現してくださいね。