アメックスのビジネスカードにはプラチナもある!個人カードとの違いを徹底比較

成功している経営者や、忙しい経営者ほど、いいクレジットカードを持ちたいと考えることも多いかと思います。付帯サービスを利用することで、本業以外の部分に時間を取られずに済みますよね。また、いいカードは持っているだけでステイタスを表せます。
そこで経営者なら成功の象徴として、ステイタスが高いビジネスカードや、アメックスのプラチナカードが欲しいとお考えではありませんか。
今回の記事では、アメックスプラチナカードの個人カードとビジネスカードの違いや、アメックスのビジネスプラチナカードを持つ方法について解説していきます。
記事を読むことで、アメックスのビジネスプラチナカードを持つにはどうすればいいのかを理解できるようになります。
アメックスのビジネスプラチナカード概要
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(以下、アメックスのビジネスプラチナカード)は、アメリカン・エキスプレスが発行しているビジネスカードの最高峰カードです。ブラックカードは個人カードでしか発行しておらず、ビジネスカードで一番ランクが上なのはプラチナカードです。
アメックスのビジネスゴールドカード・個人ゴールドカード会員の中から限られた人への招待制で、誰もが持てるわけではありません。この章では、そんなアメックスのビジネスプラチナカードの概要を解説していきます。
アメックスのビジネスプラチナカード年会費
アメックスのビジネスプラチナカードの年会費は13万円(税別)です。ひとつランクが下のビジネスゴールドカードは年会費31,000円(税別)ですが、追加カードは1枚につき12,000円(税別)です。
- 名義人の本カードはメタル製
- 名義人はセカンド・プラチナ・カード(プラスチック製)がもらえる
- 追加カード4枚まで無料発行
- ETCカード5枚まで無料発行
従業員4人までは無料で追加カードを発行でき、付帯サービスも同じように利用できます。
アメックスのビジネスプラチナカード付帯サービス
アメックスのビジネスプラチナカードは、ステイタスが高いのはもちろん、ビジネスゴールドカードにはない特典も多い、特別なカードです。プラチナコンシェルジュデスクをはじめとする、ほかのカードとは一味違うサービスを受けられます。
具体的に見ていきましょう。
ビジネス関連
アメックスのビジネスプラチナカードには、ビジネスでとても役立つサービスが充実しています。うまく利用することで、雑務に時間を取られることなく、本業に集中できます。
- 個人輸入代行
- ビジネス情報サービス G-Search(企業情報の調査に役立つ)
- 福利厚生サービス・クラブオフ(VIP会員登録無料)
- ビジネス・セービング(オフィス用品や宅配料金などが特別優待価格)
- 事前承認制度
- ビジネス・プラチナ・ギフト・サポート(取引先への贈り物の相談サービス) など
付帯サービスとプラチナ・コンシェルジュデスクのサポートによって、秘書代わりにも利用可能。
このような、ビジネスに役立つ手厚いサービスが付いているので、ますます本業に力を入れられます。
旅行・出張関連
アメックスはもともと旅行会社が前身の会社なので、旅行・出張関連のサービスが特に充実しています。付帯サービスを利用することで、手配も滞在中も快適に過ごせます。
旅行関連の付帯サービスには、下記のようなものがあります。
- 空港ラウンジ(国内主要空港・海外一部空港のラウンジを同伴者も1名無料)
- プライオリティ・パス(同伴者1名無料)
- 海外のセンチュリオン・ラウンジ、デルタスカイクラブラウンジを使用可能
- スーツケース2個配送無料(羽田・成田・中部・関空の国際線利用時、回数制限なし)
- ホテルアップグレード、ドリンクサービス(国内外の1,000以上の提携ホテルに宿泊すると、無料でお部屋のアップグレードやドリンク・ギフトなどの優待特典)
- 通訳サポート(電話での簡単な通訳サービス)
言葉が通じない海外に出かけても、アメックスのビジネスプラチナカードを持っていればストレスなく滞在できます。
エンターテイメント関連
アメックスのビジネスプラチナカードには、下記のようなエンターテイメント関連の付帯サービスも充実しています。
- 有名レストランの会員専用席(国内・海外の有名レストラン会員席を毎日1テーブル確保)
- チケット手配(コンサートやスポーツ観戦のいい席を一般販売前に確保)
- プリファードゴルフ無料登録可能(提携ホテルに2泊以上宿泊すると提携ゴルフコース無料)
これらの手配は全てプラチナ・コンシェルジュデスクに電話1本で済みます。接待ではもちろん、大切な人との大切な時間を過ごすときでも安心して任せられます。
補償関連
アメックスのビジネスプラチナカードを持っていれば、何かあったときの補償も充実しているので安心です。日常生活やビジネスシーンで役立つ多彩な保険が付帯しています。
具体的には、下記のような保険が付帯しています。
- 旅行傷害保険(海外最高1億円利用付帯・5,000万円利用付帯、国内最高5,000万円自動付帯)
- ビジネス・ワランティ・プラス(事務機器の3年保証)
- ビジネス・カー・ピッキング・プロテクション(毎年30万円補償)
- キャンセルプロテクション
- リターン・プロテクション規定(購入店が返品を受け付けない場合でも90日以内なら払い戻し可能)
- ショッピング・プロテクション(購入後90日以内の偶然な事故による損害を補償)
- メディカル・コンサルテーション(予防と治療をサポートする健康支援サービス)
- ビジネス・プラチナ・カード・アシスト(海外での支援サービス)
きめ細やかなサポートを受けられるので、国内外で頼れる存在です。
プラチナ・コンシェルジュデスク
アメックスのビジネスプラチナカードを持つことで、プラチナ・コンシェルジュデスクを利用可能です。24時間365日使えるので、必要な時にすぐに電話できます。
他社のコンシェルジュデスクでは営業時間が限られていたり、待たされることも多いですが、アメックスのビジネスプラチナカードであれば専用の電話回線があるのでいつでも担当者につながります。
また、頼む内容は何でもいいので、急なレストランの予約や航空チケットの手配、コンサートの席の確保など、あらゆる相談にのってもらえます。
従業員に頼むのが難しいような真夜中の依頼にも対応してくれるので、忙しい経営者の秘書代わりとなってくれる、心強いカードといえるでしょう。
ポイント
さまざまな付帯サービスが付いているアメックスのビジネスプラチナカードですが、ポイント付与率は100円利用ごとに1ポイントと、ゴールド・グリーンと変わりありません。ただし、他社と比べるとメリットとなる点も多いです。
- 1,000円ごとにポイントが付く場合が多い他社に比べて、端数まで逃さずにポイントが付く
- 無期限(グリーン・ゴールドは1年)
- マイルにも交換しやすい(ANA含め15航空会社対応)
- アルファロメオに交換できるなど、交換可能な商品が豪華
ポイントが付きやすいうえに期限を気にせずに貯められる点は大きなメリット。マイルに交換し座席アップグレードに使うなど、ビジネスを快適にする手段としても使えます。
この章では、アメックスのビジネスプラチナカードの概要を紹介してきました。次の章では、アメックスのビジネスプラチナカードと個人カードの違いを解説していきます。
アメックスのビジネスプラチナカードと個人カードの違い
アメックスのプラチナカードには、ビジネスカードのほかに個人カードもあります。年会費や付帯サービスなどに共通する部分も多いですが、異なる部分もあるので、詳しく見ていきましょう。
年会費は同じ
アメックスの個人プラチナカードとビジネスプラチナカードの年会費は同じです。ゴールドの場合は年会費に差がありましたが、プラチナになると同じになっています。
本会員年会費 | 13万円(税別) |
---|---|
追加カード(家族カード)会員 | 4名まで無料 |
ETCカード | 5枚まで無料 |
どちらも高額ですが、サービス内容が共通する部分も多く、同じ年会費です。
ビジネスカードは招待制だが個人プラチナカードは申込可能
アメックスのビジネスプラチナカードは個人またはビジネスゴールドカードを持っている人が対象の招待制のカードです。アメックスの個人プラチナカードは、web申し込みはできないものの、申し込みの受付は行っています。
コールセンターに電話して、一定の基準に達していれば、申込用紙を送ってもらえるようです。また、グリーン・ゴールドを既に持っている場合も、一定の基準に達していれば、問い合わせることで申込用紙を送ってもらえます。
このように、個人プラチナカードはビジネスプラチナカードのように招待を待つことなく手に入れる手段があります。
プロパーカードでなければ申込可能なビジネスプラチナカードもある
アメックス発行のビジネスプラチナカードは招待制ですが、他社がアメックスと提携して発行しているカードの中には、申込可能なビジネスプラチナカードもあります。もちろんプロパーの方がステイタスは上です。
アメックス提携のビジネスプラチナカードには、下記のようなものがあります。
- セゾン・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
- MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
いずれも年会費が2万円(税別)と、本家アメックスのビジネスゴールドより安いものの、サービス内容はプロパーとは比べ物になりません。秘書代わりになるような充実のサービスを求めるのであれば、アメックス発行のビジネスプラチナカードがおすすめです。
ビジネスプラチナカードだけの付帯サービス
個人用のプラチナカードとビジネスプラチナカードの付帯サービスに大きな差はありません。ただし、ビジネスプラチナカードには、ビジネス関連の付帯サービスが充実していて、個人カードには付いていないものもいくつかあります。
具体的に見ていきましょう。
ビジネス・プラチナ・ギフト・サポート
アメックスの個人プラチナカードにはない、ビジネスプラチナカードだけの付帯サービスに、「ビジネス・プラチナ・ギフト・サポート」があります。取引先へ贈り物を検討しているときに、プラチナ・セクレタリーが相談に応じて注文を受けるサービスです。
- 複数の取引先にお中元を贈りたい
- 取引先の社長が喜ぶ贈り物を選びたい
上記のようなニーズに的確に答えてくれます。ビジネス・ギフトとして人気の高い商品を三越伊勢丹とアメックスが選んだ、ビジネス・プラチナ・カード会員専用のウェブサイトから注文も可能です。
アメリカン・エキスプレス JALオンライン
もうひとつ、個人のプラチナカードにはないサービスに、「アメリカン・エキスプレスJALオンライン」があります。JALのオンライン限定運賃をさらに法人割引で購入可能。特に、国内線での出張が多いと便利です。
さらに、下記のようなサービスも付いています。
- 対象期間の半年に10回以上利用するとJALのサクララウンジの電子クーポン5回分、30回搭乗で国内有名テーマパークチケットプレゼント
- クラスJ料金(1,000円)が無料に
サクララウンジは本来ファーストクラス利用者や上級会員しか使えないラウンジ。こちらを使えると出張がかなり快適になり、よく飛行機を使う人にとって大きなメリットです。
この章では、アメックスのビジネスプラチナカードと個人カードの違いを解説してきました。次の章では、アメックスのビジネスプラチナカードが欲しい人におすすめのカードを紹介します。
アメックスのビジネスプラチナカードが欲しい人におすすめのカード3選
アメックスのビジネスプラチナカードは招待制なので直接申し込みはできません。そこで、アメックスのビジネスプラチナカードが欲しい人におすすめのクレジットカードを紹介していきます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 31,000円(税別) | 0.3~1.0% | メンバーシップリワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
2~3週間程度 | 審査基準による | 500円(税別) |
- 法人格のある法人代表者向けゴールドカード
- 最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯!
- 豊富なプロテクションサービス
- 貯まりやすく使いやすいポイントプログラム
- ビジネス・カード会員様向けイベント
- 今がチャンス!お得な入会特典
- 新規入会後にカード利用で30,000ptプレゼント!
アメックスのビジネスゴールドカードは、アメックスの申込可能なカードの中で最上位ランクのカードです。カードホルダーの中で利用履歴やステイタスなどから選ばれた、一部の人にビジネスプラチナカードの招待が届きます。
年会費 | 31,000円(税別) |
---|---|
追加カード年会費 | 12,000円(税別) |
付帯サービス
- 福利厚生プログラムクラブオフVIP会員
- 空港での手荷物無料宅配サービス(1個)
- キャンセル・プロテクション
- 国内外の旅行傷害保険 など
ビジネスプラチナカードと一部共通するサービスも含まれています。ビジネスプラチナカードにはやや劣るものの、他社のプラチナカードクラスのサービスを受けられる、経営者におすすめのカードです。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメックスの個人プラチナカードは、プロパーカードの中では申し込みで持てる唯一のプラチナカードです。個人・法人に関わらず、とにかくアメックス発行のプラチナカードが欲しい人なら、こちらにするのがいいでしょう。
年会費 | 130,000円(税別) |
---|---|
追加カード年会費 | 4枚まで無料 |
付帯サービス
- 2for1ダイニング by 招待日和
- フリー・ステイ・ギフト(プラチナカードの継続で国内対象ホテルが1年に1度無料)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオン・ラウンジやプライオリティ・パス・ラウンジなどが無料)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾートでの優待特典
- プラチナ・コンシェルジュ・デスク など
ビジネス関連の付帯サービスは付いていないものの、それ以外は大変充実しています。利用者の中からさらに選ばれた人には、より上位のセンチュリオンから招待が届くことも。ステイタスを追い求めたい人におすすめです。
三井住友ビジネスプラチナ for Owners
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
本会員 税抜50,000円+税 | 本会員 税抜50,000円+税 | 0.5%~0.8% | ワールドプレゼント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
200万~500万円 | 税別500円+税 |
- カンタンに作れる最高級プラチナカード!
- 最高1億円の国内/海外旅行保険自動付帯!
- 会社設立間もないお客様でも申し込み可能!
- VISAのゴールドカード向け優待付き
- 全国28の空港でラウンジが利用できる
- 今がチャンス!お得な入会特典
- オンライン限定!最大20,000円のVJAギフトカードプレゼント!
アメックスにこだわらず、ステイタスが高いビジネスプラチナカードをすぐに持ちたい人には、三井住友ビジネスプラチナ for Ownersがおすすめです。三井住友カードが発行している法人代表者・個人事業主向けのカードで、webからも申し込みを受け付けています。
年会費 | 50,000円(税別) |
---|---|
追加カード年会費 | 5,000円(税別)/人 |
国際ブランド | VISAまたはMastercard |
付帯サービス
- 国内海旅行傷害保険最高1億円
- 三井住友VISA太平洋マスターズペア観戦入場券プレゼント
- プラチナグルメクーポン
- ホテル・旅館優待
- Visaプラチナトラベル
- プライオリティパス
- コンシェルジュサービス
- Visaビジネスオファー など
アメックスに比べて国内でのサービスに注力しています。国内利用中心で、アメックスでなくてもいいのであれば、選択肢のひとつとしておすすめです。
この章では、アメックスのビジネスプラチナカードが欲しい人におすすめのカードを紹介してきました。それぞれのカードの特徴を見比べながら、自身に合うカードを選んでいきましょう。
まとめ
今回の記事では、アメックスプラチナカードの個人カードとビジネスカードの違いと、アメックスのビジネスプラチナカードを持つ方法を解説してきました。
招待制なので申し込みで持つことはできませんが、ビジネスまたは個人のゴールドカードを使っていくことで招待が届くこともあります。
プラチナ・コンシェルジュ・デスクなど、秘書代わりに使える便利なサービスも付いているので、忙しい経営者なら是非持ちたい1枚です。
招待を待つなら、まずは同じビジネスカードであるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを持つのが近道です。設立間もない法人であっても比較的持ちやすいといわれているカードなので、まずは申し込んでみるといいでしょう。
【経営者御用達】アメックス法人カードの特徴からメリットまでを徹底紹介
アメックスの法人カードにはビジネス・ビジネスゴールド・ビジネスプラチナの3種類がございます。それぞれ違いがあり、サービスも充実しています。これらの中で何を使うのがベストなのかわからない方もいるでしょう。一般的にアメックスの法人カードを持とうと考えた際、選択肢に上がるのはビジネスとビジネスゴールドの2つです。自分に合っていないものを使えば、場合によってはビジネスで不利になることも。今回はビジネスとビジネスゴールドのメリットや特徴、比較した時にどちらが良いのかを紹介します。この記事を参考にあなたに合ったものを選んでください。